どうしても、政治家のイメージって、悪者なんですよね… そうじゃない人もたくさんいるとは思うんだけど、やっぱり、いい人というだけでは上に上がっていけない商売（？）なのかもしれません… 映画「おまえの罪を自白しろ」は、そんな政治家一族の物語なんです！
衆議院議員であり、内閣府の副大臣でもある父親と、その二人の息子、そして娘夫婦とその子の話… 県会議員と市会議員、そして、議員秘書って感じかな？ ま、たぶん、これがよくある景色なのかもしれません… 内閣総理大臣がいて、幹事長がいて、警察がいて、マスコミがいて… ま、これが政治家の日常なんでしょうけどね～
正直な話、事前の噂というか、入ってくる情報があまりいいものではなかったので、期待感をかなり薄めにして見てきました… ま、こんなもんだろうって感じかな？ あれあれ？という部分も多かったんだけど、覚悟していた分、許せる範囲だったかな？
堤真一さんが、もっと悪者だったらよかったって感じでしょうか？ 意外にいい人？ 意外に素直に身を引いちゃったり、孫娘のことを真剣に考えてくれる人だったかな？
そして、この映画の主役でもある中島健人くんは、予想通り熱いかんじだったかな？ 主役感はかなりあったかな？ お兄さんで県会議員の中島歩さんが、あまりにもおっとりしているというか、イマイチな息子さんだったので、その対比はよくできていた感じがしました。ありゃま、二人とも同じ名字で、本当の兄弟みたいですが… 勝手に中島マジックだと言って盛り上がってましたが、実はこれ、お兄さん役の歩さんの演技について考えていたことでした… イケメンなのに情けない役をやらせたら、ピカイチなんですよね？
池田エライザさんを、映画の中で真剣に見るのは、意外にも初めてに近いかも… もっと変な役では、何回か見てますけど… 立派な女優さんだったんだな？って感じでしょうか？ 母親役も、なかなか良かったと思います！ なぜ尾野真千子さんがあの役？と、不思議に思っていたんだけど、そういうことかとなんだか納得しちゃったりして… 美波さんという女性、たぶん初めてなんだろうけど、意外に目立つ役でしたね…
Yahoo映画の作品解説より
『ホワイトアウト』の原作などで知られる真保裕一のミステリー小説を映画化。大物政治家の孫娘が誘拐され、犯人からある脅迫を受けたことで、秘書を務める息子が事件に隠された真実を見つけ出そうとする。『アイ・アム まきもと』などの水田伸生が監督。
終わってみれば、意外にも一番悪い役は、主役の彼だったのかなと思いました… あんな感じじゃなきゃ、この世界では生きていけないんだろうなと… やはり、この世界は恐ろしいとも感じました… いい人として過ごせるのって、最初だけなのかもしれません…
ま、ジャニーズがいろいろ騒がれている時期で、なかなか大変だったと思いますが、無事に公開され、無事に見ることができてよかったです。ちょっと、あっさりした感じもあるので、残念な気持ちもありました… ま、こんなもんかと…