これは、個人的に好きな物語でした… ある殺人事件の容疑者として捕まったのは、「ザリガニが鳴く」と言われるような湿地帯でたった一人で育った無垢な少女カイア。彼女は本当に人を殺したのか？というミステリー小説でありながら、彼女の初恋の話まででてくる… なるほど、これが全世界に愛されたベストセラー小説なんですね？ いやあ～、面白かったですよ！
ということで、映画「ザリガニの鳴くところ」でございます！ たった一人で、湿地帯で育った少女、もちろん、学校にも行けてないので、字を読むこともできない子なんだけど、いったいどんな結末が待っているのか？ ものすごく気になるお話でした…
映画本編は、当然面白かったんだけど、この映画で特筆すべきは、スタッフがほとんど女性だって言うことでしょうか？ 世界的なベストセラー小説に惚れこんだ女性たちが、共同してこの映画を作ったってことなのかな？ DVDで見た「付録」が、実は一番のお気に入りだったりするのです。
まずはやっぱり、この小説の映画化の権利をとったという、プロデューサーのリース・ウィザースプーンです！ 誰もが知っている有名な女優さんですよね？ そして、この映画の監督をしているのが、やはり女性のオリビア・ニューマンです！ あ、原作小説を書いた人も、ディーリア・オーウェンズという女性なんです。
オリジナルソングも、テイラー・スウィフトですし、表に出てない部分でいえば、脚本家も、美術さんも、撮影監督とか、いろんな部署ですべて女性という映画なんですよね？ 主役のカイアを演じているデイジー・エドガー＝ジョーンズの魅力も含めて、これは女性に愛される映画だなと納得できたんです。お話の内容も、ものすごく切ないですし…
正直、あの彼女が恋愛をするとは思ってもいなくて、ちょっと意外な展開だったんだけど、彼女の初恋を描いた恋愛映画としても、なかなか素敵なんですよね～ まさに「彼との出会いをきっかけに、すべての歯車は狂い始めてしまうのですが…
Yahoo映画の作品解説より
6歳のときに両親に捨てられた少女カイア(デイジー・エドガー=ジョーンズ)。ザリガニが鳴くといわれるアメリカ・ノースカロライナ州の湿地帯でたった一人で育ち、自然から生きる術を学んだのだった。ある日、その湿地帯で青年の変死体が発見され、カイアに殺人の容疑がかけられる。そして、法廷に立った彼女の口から語られたのは、想像を絶する半生だった。
映画全編に描かれている、まさに湿地帯と呼ばれるロケ地が素晴らしいんですよね～ とても美しい映画になっていたのも、見どころの一つではあります！ 彼女の半生に関しては、あまりにも衝撃的で、なんとも言えない気持ちになってしまいますが、彼女の周りにいる協力的な人たちが、あまりにも素晴らしい人たちで、なんだか最後には嬉しい気持ちでいっぱいになれる映画だったと思います！（ここでは、男性たちが大活躍するんですよ！）
いやあ、久しぶりにいい映画を見たって気がします！ なんだか癒される映画でした！