自分の故郷ぐらいは、平和で安心して暮らせる場所であってほしい… 映画「FLEE フリー」 | すがちゅあ~んのブログ

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映画・スポーツ大好き。女優の菜葉菜さんに触発されて、ブログを始めました。30年も前から、歌手の沢田聖子さんを応援してます。最近は、乃木坂46に夢中です!(おじさんなのに…) 好きな女優さん、いっぱいです。(宮崎あおい、有村架純、黒木華etc.)

先日、今年度のアカデミー賞ノミネート作品の発表がありましたが、残念ながら日本に関係のある作品は、選ばれてなかったですね~ たぶん、今年も注目を浴びる作品、話題になっている作品もあるんだと思いますが、まだ、あまり情報がないので、これからいろいろ調べて勉強していきたいと思います! 一応、明日は、映画「イニシェリン島の精霊」を見に行く予定です。なかなか評判はいいみたいなので、楽しみにしております。

 

そして、今日紹介するのは、この週末に見たDVD映画です。映画「FLEE フリー」でございます! フリーといえば、自由っていう意味かと思ってましたが、こちらの綴りは「free」ですもんね? 今回の映画「FLEE フリー」は、「逃げる」という意味らしいです。自分の故郷でもあるアフガニスタンなどから、逃げるという物語らしいです。

 

特筆すべきは、この映画は、アニメーション映画でもあり、ドキュメンタリー映画でもあるということですかね。なんと、この年のアカデミー賞では、「国際長編映画賞(外国映画賞)」「長編ドキュメンタリー賞」「長編アニメーション賞」の3つの部門に、史上初めて同時にノミネートされた作品として知られているみたいです。

 

 

まず、その独特なつくりに驚きますよね? アニメーション映画なんだけど、なんか普通のアニメーションとはちょっと違う… まるで、普通に実写版として撮影したものを、アニメーションにでもしたみたいな映像なんですよね? 人がカメラの前で、普通に演技しているみたい… そして、アニメーション映画なのに、ニュース映像のような実写映像が、ところどころに挟まれているんですよね? これだけでもインパクトが大きくて、3部門ノミネートがうなずけるつくりになってます。

 

そして、物語の内容も、完全にドキュメンタリーなんですよね? いわゆる「逃げる」という過程を、自分の口でいろいろ話していく、インタビューに答えていくという映画です。かなり衝撃的な内容ばかり、見ていて苦しくなることばかりだったんですよね…

 

彼が突然、家族や住むところを奪われて逃げることになるその過程にも驚きますが、とにかく、世界の中には、普通に暮らすことさえ許されない、自由がないんだなというところにも、衝撃を受けました… 平和に暮らせてる今の自分は、ありがたいことなんだなって感じです。

 

そして、並行して描かれているのは、ゲイである彼の告白ですかね? アフガニスタンには、同性愛者という言葉がないらしいんですよね? 全く考えられないというか、許されないという意味なのかな? LGBTっていうんでしたっけ? 大きなテーマとして、そちらの方が描かれてるのも、この映画の大きな特徴かもしれません…

 

 

Yahoo映画の作品解説より

アフガニスタン難民の青年の秘密をアニメーションで描くドキュメンタリー。子供のときに祖国を離れ、デンマークに亡命した青年が、その過酷な半生を告白する。監督などを手掛けるのはヨナス・ポヘール・ラスムセン。第94回アカデミー賞で国際長編映画賞、長編ドキュメンタリー賞、長編アニメ映画賞の3部門にノミネートされた。

 

 

それにしても、いろんな映画を見てきているはずなんだけど、見るたんびに、何か新しい発見があるというか、初めて知ることばかりなのが、なんだか嬉しさを感じます。

 

逃げる(フリー)という言葉も初めて知ったし、そんな状況で暮らしている人のことも、その実態としては初めて知ったし、なんかすごい映画でしたね。実は、所見ではあまり意味が分からず、3回ほど繰り返して見ちゃったほどです。FLEEの世界、堪能しちゃいました。