消えていく母親の記憶と忘れられない一人息子の記憶 映画「百花」 | すがちゅあ~んのブログ

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映画・スポーツ大好き。女優の菜葉菜さんに触発されて、ブログを始めました。30年も前から、歌手の沢田聖子さんを応援してます。最近は、乃木坂46に夢中です!(おじさんなのに…) 好きな女優さん、いっぱいです。(宮崎あおい、有村架純、黒木華etc.)

川村元気さんご自身の小説を、自分自身で長編映画監督デビューの作品に選んだということですよね? 川村元気さんと言えば、数々の大ヒット映画のプロデューサーとして有名ですよね~ 「告白」「悪人」「モテキ」「おおかみこどもの雨と雪」「君の名は」「天気の子」などなど… ただの大ヒット映画じゃ、ないですよね?(超大ヒット映画?) ということで、初監督映画「百花」でございます! 菅田将暉さんと原田美枝子さんの親子に、妻役で長澤まさみさん。これは大ヒットして当たり前の映画ですよね~ 番宣もかなり力が入ってる感じがしますし…

 

ただ、公開後、あまり絶賛の声は聞こえてきませんよね? ちょっと微妙な声ばかり聞こえてくるのですが、ずっと期待していた作品でもあるし、しっかり自分の目で確認しなきゃですね~ 大ヒット確実のキャスト3人を起用して、コケちゃったら大変なことになりますね…

 

 

とにかく素晴らしかったのは、認知症を発症してしまう母親役の原田美枝子さんですね~ ここまでリアルに、認知症の役を演じてくれたことには、感謝の一言ですよね~ 同じことを繰り返しちゃったり、突然いなくなっちゃったり、まわりはとにかく大変です… ウチの母親も、晩年というか、かなりの高齢になってからも普通に暮らしていたんだけど、発熱をしたり、ちょっと具合が悪くなると、そういう傾向が現れてしまい、よく施設の方からSOSの電話をいただいたものでした…

 

認知症の母親をもつということは、本当に辛いものなんだけど、菅田将暉さん演ずる一人息子には、それ以上のトラウマというか、絶対に母親を許すことができないという記憶があったという事実が、この映画をかなり重いモノにしてしまったという感じがありましたね~ 普通に、認知症の母の面倒を見るという物語の方が、感情移入しやすかったし、理解しやすかったかもしれません… 菅田将暉さんに対して、そういう感情を抱けるようなつくりだったら、もっとお客さん的にはよかった気がします…

 

そしてもう一つ、妻役の長澤まさみさんが妊娠して、父親になるという大事なシーン。撮影秘話で、あのシーンは泣けたと二人が語っていたので、期待していたんだけど、あまりにもあっさりでしたよね? なんか、長澤まさみさんの役が、あまりにももったいないというか、少し残念な感じだった気がします…

 

公開したばかりで、こんなに書いちゃマズかったですね… 絶対にネタバレ禁止だと思いますので、ここで辞めておきます… 一応、モヤッとした感じで、ぼやかして書いたつもりですが、ちょっと語り過ぎちゃったかもしれません…

 

 

Yahoo映画の作品解説より

過去のある事件をきっかけに、すれ違うようになった葛西泉(菅田将暉)と母・百合子(原田美枝子)。結婚した泉に子供が産まれようとするころ、百合子が認知症と診断される。彼女の記憶が失われていく一方で、泉は親子の時間を取り戻すかのように献身的に母を支えていた。ある日、泉は母の部屋で1冊のノートを見つける。そこには彼が決して忘れることのできない事件の真相がつづられていた。

 

 

少し、語るべき内容が多すぎて、なんだかぼやけてしまったかなという感想ですかね… これから見る人の方が多いと思うので、この映画に関しては、やはり、自分の目で見て、確認して欲しいと思います! ちょっと重い映画なのは、間違いなしです! 原田美枝子さん見てると、やっぱ辛くなりますしね~ 認知症って、辛い病気ですよね~ なんで、あんなふうになってしまうんだろ?

 

ところで、百花という題名には、どんな意味があるんだろ? ちょっと分からなかったなあ~