なぜ是枝裕和監督が、こんなふうに韓国の名優たちと作品作りをすることになったのかは、正直まったくわからないのですが、さすが世界の是枝監督という感じはしましたね~(おフランスの方と作った映画もありましたけど…)
ということで、今、巷で話題の映画「ベイビー・ブローカー」でございます! 秋田の小さな映画館でも、かなりたくさんのお客さんが入ってましたね~ 注目度の高い作品なんだと思います! 個人的には、ソン・ガンホにハズレはないなという想いと、「え?」カン・ドンウォンまで出るの?とビックリしちゃったのと、久しぶりに大好きなペ・ドゥナが出る~という期待感で膨らんでました…
すごく、素敵な映画だなと思いました… それぞれ、家族には問題ありで、ここまで生きていく中でも、いろいろと大変なことがあった人たちの、また別の人生の一面を描いたような映画だったかな?(ある意味、是枝監督らしい物語だったかな?) 少し地味目だったかなという想いもありますが、個人的には大好きな映画でした…(やっぱり、ソン・ガンホさんはよかったですよね~)
個人的に一番の期待だったペ・ドゥナさんに関しては、少し年を取っちゃったかな?といった感じかな? 役どころも、少し厳しい感じの役でしたしね… 最後の最後に、ちょっと彼女らしい笑顔も見ることができたけど、今回は主役って感じではなかったです… そういう意味では、イ・ジウンという女優さんは可愛らしかったかな?(歌手活動もしている人なんですね?) この映画では、一番の注目は彼女かな?
カン・ドンウォンさんは、もっと悪いヤツという役でもよかった気もしますが、是枝映画には、そんな悪者は出てこないって感じですかね…(一番地味で物足りなかった気もします) 車の中の偽物の家族という意味では、なかなか素敵な存在だったと思いますが… ただ、あの子役には全部持って行かれた気がしてます… あの男の子が入ってからは、ガラッと雰囲気が変わりましたからね~ 是枝映画には、子役の存在が欠かせません…
Yahoo映画の作品解説より
解説: 『万引き家族』などの是枝裕和が監督などを務め、韓国の製作陣や俳優らと長年構想を練ってきたオリジナル企画を映画化したヒューマンドラマ。「赤ちゃんポスト」に預けられた赤ん坊と周囲の人々のエピソードが描かれる。『パラサイト 半地下の家族』などのソン・ガンホ、『ゴールデンスランバー』などのカン・ドンウォン、『空気人形』などのペ・ドゥナをはじめ、イ・ジウン、イ・ジュヨンらが共演する。第75回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門に選出された。
ベイビー・ブローカーという題名にもなっている仕事(?)に関しては、あまりにも利用したいと思っている方が多いのに驚きますね~ それほど、子供が欲しいのに持つことができないという人が多いってことでしょうね~ 悪いことをやっているのに、悪いことには思えないって感じの映画かな? すごく応援したくなってくる集まりだったんですよね~ 本物の家族に負けない「家族」になっていたように思います…
見終えたあとに、なんだか心地よい感じになれたのが、なんだか凄いですよね~ ソン・ガンホさんだからですかね~ あのあとにも、みんなが幸せに暮らしていることを願うばかりです…