あまり期待していなかったけど、すごくいい映画だったなという印象です！ あの完成した日本地図を見たら泣いちゃいますよね～ ということで、映画「大河への道」でございます！ まったく知らなかったんだけど、立川志の輔さんの落語を映画化したものだったんですね？ 一応、志の輔さんも大事な役どころで映画出演もしてますね～
映画の構成もなかなか面白くて、地元の偉人・伊能忠敬の大河ドラマを作ろうという現代劇と、道半ばにして亡くなってしまった伊能忠敬の意思を引き継いで、日本地図の完成を目指した弟子たちの物語を、うまく絡めて作った映画になっています。出てくる出演者たちが、すべて現代バージョンにも、当時のキャストとしても出てくる、なかなか珍しいタイプの映画になっていたと思います。かなり地味な映画ですが、意外に感動作ですから、機会があったら、皆さんに見ていただきたい映画になっていたかな？
これだけの豪華メンバーが揃ったら、映画は面白くなるの間違いなしって感じですよね～ 一つ一つの台詞や動きで、みんなクスッと笑いがとれちゃいますからね～ すべての役者さんたちが、コミカルな姿も見せてくれますし、とにかく真剣に演技しているところも見せてくれますし、日本映画のいいところがたくさん見つけられたと思います！
特に、主役の中井貴一さんと松山ケンイチさんのコンビは、安定感があるというか、楽しそうで見ていて嬉しくなります… 個人的には、中井さんが涙するシーンなんかは、最高の一言でしたね～（松山さんは、ずっとふざけてる感じでしたが…）
岸井ゆきのさんとか、周りを固めているメンバーが、何とも言えない魅力を発揮しているんですよね～ 現代劇でも、時代劇バージョンでも、ホントいい味出してました… 西村まさ彦さんとか、平田満さんとか、橋爪功さんとか、ベテラン俳優さんたちのお力添えも素晴らしかったです！ いいところをすべて持って行ってしまう草刈正雄さんも凄かったですけど…
それにしても北川景子さんの美しさは、異常なくらいでしたね～ 美しさの中に、可愛らしさもあるので、最強です！ あんな綺麗な人と、毎日一緒にいられるDAIGOさんがうらやましくてしょうがないです…
Yahoo映画の作品解説より
解説: 立川志の輔の落語「大河への道」を映画化。現代と200年前の江戸時代を舞台に、日本で最初の実測地図を作った伊能忠敬を主役にした大河ドラマ制作プロジェクトの行方と、日本地図完成に隠された秘密を描く。監督は『花のあと』などの中西健二、脚本は『花戦さ』などの森下佳子が担当。『記憶にございません!』などの中井貴一が主演、『の・ようなもの のようなもの』などの松山ケンイチと北川景子が共演し、現代と江戸時代の登場人物をそれぞれ一人二役で演じる。
なかなか大河ドラマには、主演としての出番がない伊能忠敬さんですが、その理由も含めて、今回の映画は凄くわかりやすかった気がします… 知られざる歴史を学ぶことができたのは、なんだか嬉しかったですね～ ラストシーンの中井貴一さんの涙は、必見ですよ！
低予算なのかな？とも思ってしまうほど、地味な感じの映画ではありますが、なかなか感動的なストーリー、日本映画の良さを十分に感じられる映画ですから、これはオススメしておきますね！