野党の政治家は自宅軟禁で盗聴も? 映画「偽りの隣人 ある諜報員の告白」 | すがちゅあ~んのブログ

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時代背景は、正直よくわかっていないのですが、1985年当時の韓国は軍事政権下で、いろいろと大変だったということなのかな? かなり重めの社会派サスペンスということになりますが、ものすごく面白おかしく描かれているので、とても飽きずに、最後まで楽しく見られます! ということで、韓国映画の「偽りの隣人 ある諜報員の告白」でございます! 昨日の韓国映画「告白」に続いて、韓国つながり、そして、告白つながりでございます!

 

軍事政権による弾圧なんていう時代、あったんですね? 民主化を求める時代、光州事件なんかがあったときのことでしょうか? 大韓航空機爆破事件なんかがあった頃の話みたいですね… 映画の中で描かれている時代は、かなり酷いモノでしたね~ なんか、理解しにくい時代の映画になっていたと思います… 時代的には、映画「タクシー運転手 約束は海を越えて」とか、映画「1987、ある闘いの真実」のあたりの時代なんですね…

 

 

野党の政治家イ・ウィシクを演じるのは、韓国を代表する素晴らしい俳優オ・ダルスです! 最高の脇役って感じですかね? 今回彼が演じるのは、民主化を目指す、野党の大統領候補なんですね~ いつものオ・ダルスよりも、顔がキリッとして、とても立派な人に見えるから不思議です…

 

海外にいた彼が、大統領選に立候補するために帰国すると、いきなりの逮捕、そして自宅軟禁にされちゃうんですよね… そして、そのウィシクの動向を探る諜報機関の監視リーダーに選ばれたのが、愛国心の強いユ・デグォン(チョン・ウ)なんですね… 隣の家に住み込み、24時間体制で、監視と盗聴をするという役目に一生懸命に取り組むデグォンが、なかなかいいんですよね~

 

盗聴する側が、結構面白おかしく描かれているので、意外にもコメディ映画という要素が強い作品です! こちらの3人組がなかなか面白いです! そして、いろいろな形で、軟禁されている一家と交流するようになる、その過程がなかなか楽しいんですよね~ 変な友情が芽生えてくるというか…

 

「偽りの隣人」という題名を見て、個人的には日本映画の「クリーピー 偽りの隣人」のようなちょっと怖い映画を想像していたのですが、まったく違うジャンルの映画になっていて、ビックリでした… あの映画の香川照之さんみたいに怖い人は出てきませんから、安心して見られますよ!

 

 

Yahoo映画の作品解説より

解説: 軍事政権下にあった1985年の韓国を舞台にした社会派サスペンス。自宅に軟禁される野党政治家を盗聴する諜報(ちょうほう)機関の男が、政治に対する彼の崇高な信念などを知るうちに政府に不信を抱く。メガホンを取るのは『7番房の奇跡』などのイ・ファンギョン。『王の預言書』などのチョン・ウ、『国際市場で逢いましょう』などのオ・ダルス、『マリオネット 私が殺された日』などのキム・ヒウォンらが出演する。

 

 

これは完全にネタバレのようになってしまいますが、ものすごく優しい、そしてとっても立派なオ・ダルスさんと交流することで、考え方が変わっていく盗聴チームの変化が、本当に素晴らしいと思いました… この作品の一番の魅力は、オ・ダルスさんなんですよね~ 娘さん、とっても可愛い女の子だったんだけど、あれはちょっと哀しかったな…

 

「タクシー運転手、約束は海を越えて」や「1987、ある闘いの真実」に比べると、一つの家族と、その隣人の盗聴だけの大人しい、静かめな映画・ヒューマンドラマですので、とても見やすい映画だったと思います! コメディタッチの社会派サスペンス、さすが韓国映画ってところですね~