上映回全て満席 鶴岡まちなかキネマ 完「梅」御礼 映画「梅切らぬバカ」 | すがちゅあ~んのブログ

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映画・スポーツ大好き。女優の菜葉菜さんに触発されて、ブログを始めました。30年も前から、歌手の沢田聖子さんを応援してます。最近は、乃木坂46に夢中です!(おじさんなのに…) 好きな女優さん、いっぱいです。(宮崎あおい、有村架純、黒木華etc.)

ウチの奥さんが、なんかの情報番組で見て、これは絶対に見たいと言い続けていた映画「梅切らぬバカ」、もうすぐ公開だと期待が膨らんでいたんだけど、秋田県では上映なし!(今年は、見たいと思っていた映画が、こんなんばっかり…) 落ち込んでいたら、おとなり山形県の鶴岡市にある「鶴岡まちなかキネマ」での上映が決まるという嬉しいアナウンス。と同時に、なんと主演の加賀まりこさんと塚地武雅さんの二人からは、こうなったらなんとかして、47都道府県すべてでの上映を目指したいとの話。秋田県と高知県だけが上映なかったんですね~

 

監督の和島香太郎さんが酒田市の出身と聞いていたので、山形での上映がはじめの予定になかったのは、おかしいと思っていたので、鶴岡での上映、そして舞台挨拶があると聞いたときは、嬉しかったですね~ 大好きな「鶴岡まちなかキネマ」の再開という嬉しいニュースとともに、こちらの映画を見るためにお出かけを決めたのですが…

 

まさかの上映前日に、急遽秋田県での上映も決まり、若干悩みはしたのですが、ランチの予約もペイペイグルメでしていたので、今回は鶴岡に見に行くことに…

 

 

が、しかし、まさかまさかのハプニング!(ハプニングとは言えないのかもしれませんが…) なんと、鶴岡まちなかキネマ、駐車場が満杯じゃないですか!(初めて見る光景にビックリ) チケット売り場にも、長蛇の列… 全てのお客さんが、「梅切らぬバカ」のチラシを手に並んでる… まさかの完売、満席だったんですね~ 急遽、ランチの予約を変更し、2時間後の次の上映を見ることに… 実は、この日、5回の上映、全てが満席、完売御礼だったみたいです。昨日の舞台挨拶も、もちろん完売!(噂によると、連日、全ての回で満席、完売御礼だったみたいです! 会場には、完「梅」御礼の文字が!)

 

 

口コミで上映館もどんどん増えて、大人気だという話は聞いてましたが、まさかここまでとはね~ たくさんのお客さんを見ることができただけでも、素晴らしい気分になりました… さすが、映画の街・鶴岡、映画に愛されている山形県の強さを感じてきました…(残念ながら、文化面の弱い秋田県では、こういうことはないんですよね…) 鶴岡まちなかキネマの再開、最高のスタートになりましたね~

 

さて、映画「梅切らぬバカ」ですが、「桜切るバカ、梅切らぬバカ」ということわざから題名がつけられたみたいですね~ 木の種類・特性によって、育て方が全然違うということらしいのですが、人間においても同じで、相手の性格や特徴を理解して向き合うことが大切という、深い意味があるらしいです!

 

わたし、学校の先生をやって長くなりましたが、3年ほど前からは、知的障害のある子ども、情緒障害のある子ども(いわゆる自閉の子ですね…)、病弱・身体虚弱の子どもと、毎日を過ごすようになって、この手の映画を見るときの気持ちは、以前とはだいぶ違うようになってきたと思います。今回の映画も、まったく特別のモノじゃないんですよね~ 全然他人事じゃないって感じ…

 

塚地さんが、普段から演技がとても上手な人だとは思いますが、もう素晴らしかったですね~ これぞ自閉症って感じの、まさにあるあるでした… 施設の方々の対応も、すごく自然というか、あまり無理をされて亡くて、もう少し管理が必要なんじゃないの?って、強く思われそうな感じだけど、なんか凄いなと思って見てました… 子どものことを本当に愛してるというか、凄く認めている感じの加賀まりこさんも、素敵だなと思いましたし… ただ、どちらかというと、親の方が子離れできない、典型的な形なのかなとも思っちゃいましたが… 映画そのものは、ものすごく余韻を残した感じで終わるんだけど、これからも二人の毎日は、ずっと続くんですよね~ 二人の日常という言い方されてますけど、普通の出来事なんですもんね!

 

 

ぴあ映画生活の作品解説より

賀まりこが、54年ぶりに映画主演を務めた親子の絆を描くヒューマンドラマ。自閉症の息子を抱えた母親が、自分のいなくなった後の息子を案じて、自立の道を模索しながら、それまで離れていた地域のコミュニティに関わっていく姿を描く。和島香太郎が監督を務め、塚地武雅が自閉症の息子役を好演するほか、渡辺いっけい、森口瑤子らが出演する。

 

 

この映画のホームページを見たら、監督さんのプロフィールの中に、監督さんご自身もてんかんという病気をもっていることで、いろいろとご苦労されたという話も載ってました…(てんかんという病気、大変なんですよね~)

 

自閉症など、障害をもったまま生きていくって、本当に大変なことですよね~ 一人では生きていけない部分が、かなりあるとは思うんだけど、やはり、最終的には自立することが必要だし… ある意味、二人の日常がいつまでも続くのであれば心配はまったくないんだけど、この後ですよね、今ある日常が壊れてしまったら、どうなるんだろ…