題名の意味を知ると、泣けちゃうよね… 映画「護られなかった者たちへ」 | すがちゅあ~んのブログ

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映画・スポーツ大好き。女優の菜葉菜さんに触発されて、ブログを始めました。30年も前から、歌手の沢田聖子さんを応援してます。最近は、乃木坂46に夢中です!(おじさんなのに…) 好きな女優さん、いっぱいです。(宮崎あおい、有村架純、黒木華etc.)

映画館で予告編を何回か見て、佐藤健さんと阿部寛さんの共演、とにかく可愛らしい清原果耶さんの出演、東日本大震災を描いた作品、そして、桑田佳祐さんの主題歌と、とにかく楽しみにしていた作品、公開から1週間遅れてしまいましたが、ようやく見ることができました… あ、いろいろお世話になっている瀬々監督の作品と言うことも、一応付け加えておこうかな? ということで、映画「護られなかった者たちへ」でございます!

 

東日本大震災からの復興物語という色が濃いのか、容疑者・佐藤健VS刑事・阿部寛という殺人事件の方が色が濃いのか、相当気になるところではありました… ある意味、どちらとも言えない感じだったかなあ~ ただ、それよりも重くて深かったのは、生活保護の受給問題だったかもしれませんね~ そういう意味でも、「護られなかった…」という題名には、重さを感じちゃったし、震災のことは関係なしに、どうにかならないものかこの問題という気持ちになりました…

 

 

映画の舞台は、東日本大震災から10年を迎えた仙台です!(あ、今年のことか…) 映画前半は、東日本大震災当時の様子や、現在進行形の殺人事件の様子を行ったり来たり…(最近、この手の映画は多いですよね~) 個人的には、時間軸があっちに行ったり、こっちに来たりする映画は得意ではないのですが、この映画に関しては、うまくハマっていたような気がします… 伏線が張り巡らされてるというか、結構舞台背景とか、人間関係とか、よく理解できましたから…

 

登場人物のほとんどが、やはり震災で心を病んでしまったというか、苦しい想いをしてきた人たちでしたね~ やはり、全てにおいて、震災の影響は大きいんですよね… 妻子を亡くした阿部寛さんも、家も含めて全てが流されちゃった佐藤健もです… 震災の影響がほとんどなかった林遣都さんは、そういう意味では、イラッとするキャラクターでしたよね… たぶん、後半になると一番変わっていくのは、彼なのかなと想いながら見てましたけど…

 

被災後の佐藤健さんと、倍賞美津子さん・カンちゃん(石井心咲ちゃん)の物語は、ある意味、悲しかったですし、ある意味、癒やされる、感動するお話でしたね~ その物語があったからこそ、後半の涙につながっちゃうわけなのですが… それに比べて、お役所仕事と言われる彼らの問題に関しては、なんか見ていてガッカリする部分はありましたね~

 

 

 

ぴあ映画生活の作品解説より

“どんでん返しの帝王”の異名をとる中山七里の同名小説を実写映画化したサスペンスドラマ。東日本大震災から9年後の宮城県を舞台に、凄惨な連続殺人事件の容疑者と彼を追い詰める刑事の姿を映し出す。主演の佐藤健をはじめ、阿部寛、清原果耶、倍賞美津子、吉岡秀隆、林遣都などの豪華キャスト陣が集結。『糸』の瀬ー敬久が監督を務めている。

 

 

個人的に一番注目していた清原果耶さんは、もう、いつの間にか大人の女性になってましたね~ この映画では、高校生(中学生?)としての制服姿も見られるし、福祉センターで働く女性としての姿も見られて、より成長ぶりを感じることができました… もう、可愛いと言うより、綺麗になってました…

 

どうしても気になるのは、やはり生活保護の支給問題ですよね~ いろいろ調べて、すべてをさらけ出さないと、支給されないものというのはわかるんだけど、やはり、田舎になればなるほど、まわりの目を気にする人って多いんだと思いますね… かなり、難しい問題だと理解はできるんだけど…