生きにくい世の中だけど、優しい人もたくさんいる… 映画「すばらしき世界」 | すがちゅあ~んのブログ

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映画・スポーツ大好き。女優の菜葉菜さんに触発されて、ブログを始めました。30年も前から、歌手の沢田聖子さんを応援してます。最近は、乃木坂46に夢中です!(おじさんなのに…) 好きな女優さん、いっぱいです。(宮崎あおい、有村架純、黒木華etc.)

実は、この映画は先週の日曜日に見ています… 土曜日に3本見たり、今週はDVDなんかも見ていたので、ブログ更新が遅くなりました… 土日の方が、訪問してくれる方が多いのかもしれないという計算もあったりするのですが…

 

素晴らしい映画に出会ったなという気がしています… 映画「すばらしき世界」でございます! 主演は役所広司さんですし、監督は西川美和監督だし、大ヒットの予感しかしない作品だと思ってました…

 

罪を犯して、長いこと刑務所に入ってた、いわゆる元ヤクザの人が、社会復帰をすることの難しさ、分かってはいるのですが、厳しいですよね~ 普通に生きていくのだって大変な世の中ですからね~ ましてや、元ヤクザさん… しかも、刑務所内でも問題ばかり起こしていた彼ですからね~

 

 

役所広司さんは、とにかく素晴らしい! またまた、映画賞独占? そんな感じありますよね~ 彼が感じた生きにくさが「すばらしき世界」だったのだろうか? いまだに、題名には疑問を感じちゃうところがあるんですけど… 何か深い意味があるんじゃないかと、気になってしょうがないところがあります…

 

自分的には、彼の周りの人たちの面倒見の良さというか、温かさ、優しさが一番心に残ったところだったので、世の中捨てたもんじゃないな、捨てる神ばかりではなく、拾う神ってのもいるんだなと思えた作品だったので、こちらの方が「すばらしき世界」だったのかと考えたんだけどな、どうなんだろ?

 

とにかく、彼の周りの人たちがとにかく温かかったんですよね~ まずは、彼の身元引受人の弁護士夫婦、橋爪功さんと梶芽衣子さんデスね~ 橋爪さんなんか、絶対途中であきらめちゃって関わるのを辞めちゃうのかと思ってた… そして、TVディレクターになるのかな? 彼のドキュメンタリーを撮りたい仲野太賀さん、彼も絶対悪者かと思ってたんだけど… スーパーの店長の六角精児さんも、最後の最後までいい人でしたね~ ケースワーカーの北村さんも、もっと冷たい人かと思いきや、面倒見のいい人でしたよね~ 下稲葉組の組長夫婦、白竜さんとキムラ緑子さんも、基本的には悪人なんだろうけど、いい人だったし、忘れちゃいけないのが、元妻の安田成美さんも、実は最高にいい人だった可能性もあるし…

 

ラストシーン、すごく印象的なシーンでした… 彼の周りの「すばらしき人々」、それを見れただけでも、十分満足のできる作品だったと思ってます!

 

 

ぴあ映画生活の作品解説より

実在の人物を描いた直木賞作家、佐木隆三の小説『身分帳』を原案とした人間ドラマ。人生の大半を刑務所で過ごした元殺人犯の男と、彼の更生をテレビ番組にしようとするマスメディアの姿を描く。『永い言い訳』以来5年ぶりに監督を務めた西川美和が、主演の役所広司と初タッグを組んだ。仲野太賀、長澤まさみ、橋爪功ら実力派俳優が脇を固める。

 

 

映画の中でも何度も語られてましたが、ヤクザさんって、今では本当に生きていけなくなってしまっているんだろうか? いつまでも、日本にはヤクザさんがいて、闇の世界を仕切っているというか、存在感の大きさは変わってないような気がするんだけど、どうなんでしょ…

 

闇金とか、オレオレ詐欺とか、覚醒剤や違法薬物とか、そういう犯罪って、いわゆる素人さんの犯罪なんですかね? 俗に言う「組織」って、いわゆる昔のヤクザさんとは、全然違うんですかね?