松本穂香さんが主演していると聞いて、映画「君が世界のはじまり」をレンタルしてきました… なんか、こんな時代、昔あったかもっていうような、これぞ青春って感じの映画でした…（こういう経験はできなかったなという、ちょっとした後悔もありつつ…） 若いっていいな～って感じの映画です…
ただ、「あれ？ この映画、松本穂香さんが主演なの？」と思えるほど、出演シーンは少なめ？ 松本穂香さん以外の若い俳優さんは、ほとんど名前も知らない人ばかりで、そのほとんどがそれぞれの場面で主役級の扱い？ この場面とあの場面は、なんか繋がりあるの？ なんか疑問が残る映画だったんですよね～
映画を見終えた後に、ホームページで調べてみたら、この映画は、監督のふくだももこさん自身が執筆した2つの小説「えん」と「ブルーハーツを聴いた夜 君とキスしてさようなら」を、脚本家の向井康介さんが、一つの物語に再編した映画だったみたいです…
青春映画と紹介してますが、この映画で描かれている青春は、かなりほろ苦い… 危うく儚い青春なんですよね～ 舞台は、大阪の端っこのとある町… 退屈な毎日しかない青春でした… みんなが孤独に押しつぶされそうな夜… そんな町で起きてしまった、高校生による父親の殺人事件… 心が癒やされるブルーハーツの名曲「人にやさしく」…
個人的には、えん（松本穂香さん）と琴子（中田青渚さん）の幼なじみコンビがなんとなく好きでしたね～ 現実にはあり得ないような、学年トップのお嬢さんと、学年最下位の同級生。なんでこんなに仲がいいんだろ？というような不思議な関係… 現実でも、こんな関係ってあるんだろうか？ えんのおとなしい雰囲気も好きだけど、この映画では琴子がなんだか愛らしくてお気に入り… 授業サボってたばこ吸って、彼氏は毎日変わってしまう、どうしようもない女の子なんだけど、なんだか可愛い…
他のキャストのあれこれも、全部説明したいくらい魅力的ではありますが、これから見る人も多いと思うので、割愛します… 爆発しちゃいそうな、そんな毎日、そんな雰囲気、映画の中で共有すると、面白いと思いますよ…
ぴあ映画生活の作品解説より
ふくだももこ監督自身が執筆した小説『えん』と『ブルーハーツを聴いた夜、君とキスしてさようなら』を、『聖の青春』『愚行録』などの脚本家・向井康介がひとつの物語に再編した青春映画。閉鎖的な町で退屈な毎日を送る高校生たちの、危うく儚い青春模様を描く。TVドラマ『この世界の片隅に』『おいしい家族』などの松本穂香が主演を務めた。
映画の中には、魅力的なシーンが結構あります… その中でもやっぱり、ブルーハーツの名曲「人にやさしく」の熱唱シーンですかね～ 青春ソングって感じがしますよね～ この曲が聴けるだけでも、なんだか得した気分になってしまいます…
主役なのに、全編通してちょっと抑え気味の演技をしている松本穂香さんも、なんだか魅力的… 最近、なんだか気になる女優さんになってきました…