今どきの家族、こんな問題ばかりですよね~ 映画「家族を想うとき」 | すがちゅあ~んのブログ

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最近(先月だったかな?)、全国でも有名になった秋田県の映画館「御成座」で上映されていた映画「家族を想うとき」が気になってレンタルをしてみた… あまり情報はなかったのだが、あの「わたしは、ダニエル・ドレイグ」のケン・ローチ監督の映画だということをあとで知った… なるほど、言われてみれば、雰囲気はそっくり… ケン・ローチ監督らしい映画と言っていいんじゃないかな?

 

なかなか面白かったですね~ 家族について、いろいろ考えさせられました… 辛い現実ってヤツですかね~ 誰にもわかってもらえないかもしれないけど、どこの家庭でも同じような悩みを抱えながら一生懸命に暮らしているんだよね~

 

 

父親は、家族のために、宅配ドライバーをしている。とても真面目に働いている。そして母親は、もちろん家族のために、訪問介護の仕事を一生懸命にしている。家族を幸せにしたいと考えて、選んだ仕事だと思います… その仕事が、家族との時間を奪い、子どもたちはとにかく寂しい想いをしていくってことですね~

 

よく、家族を取るのか、仕事を取るのかという問題で悩むことがあるのですが… お医者さんとか、学校の先生とか、よく悩むんですよね… 家族よりも優先しなければいけない仕事でなければいけないっていうか… 仕事を一生懸命に頑張って、まわりからも信頼され、頼りにされ、そのことが結局、家族の中では存在が薄くなってしまったり、家族の問題が見えなくなってしまったりするという…

 

今回の物語では、そういう問題というよりは、世の中のブラック企業みたいなものについての問題にはなってましたが、やはり、子どもたちが荒れてしまうというか、自分の手に負えなくなるというパターンなんですよね… 個人的には、家族の問題より優先にしなければいけない仕事なんてないんじゃないかと思いたいんですよけどね~ 上司に、仕事のことだけ考えろと要求されちゃ、仕方ないのかもしれません… あまりにも辛い現実を見せられちゃって、どうしようもなくなってしまったというのが本音ですね~

 

 

ぴあ映画生活の作品解説より

前作『わたしは、ダニエル・ブレイク』で2度目のカンヌ映画祭パルムドールに輝いた巨匠ケン・ローチが、かねてより表明していた引退宣言を撤回して3年ぶりに発表した人間ドラマ。本作でも、労働階級の苦境と現実という長いキャリアで一貫して追求してきたテーマに正面から取り組んでおり、ブラックな労働環境に翻弄される家族の姿を描き出す。

 

 

ここまで来ちゃうと、家族の問題と言うよりも社会の問題になってしまうのでしょうが、ケン・ローチ監督の映画は、なかなか考えさせられるものばかりですね~ 個人的には、「わたしは、ダニエル・ブレイク」よりも、深く考えさせられる映画になっていたと思います… 前作で本当は、引退を決めていた監督が、どうしても描きたいと、引退を撤回してまで作った映画「家族を想うとき」、なかなか見応えのある映画になっています… 悲しく切ない映画ではありますが、オススメです…