3月生まれでもあるので、何月が一番好き?と聞かれたら、やっぱり「3月」と答えてしまうわたくしですが、この映画、できれば3月中に見たいと思っていた映画だったのですが、自宅待期間中ということもあり、見られなかった映画だったんです… 映画「弥生、三月~君を愛した30年~」でございます…(ま、実は、他の映画は自粛期間中も見てたんですけど、こちらは見逃してた…)
見られないうちに、映画館も休業期間に入り、この映画の上映も終わってしまっていたので、完全にあきらめていた、DVDでも仕方ないかと思っていたのですが、今回再開が決まったら、上映リストに入っていたので、大喜びで出かけて参りました… 久しぶりの「イオンシネマ大曲」です… もしかしたら、今年初めての大曲かもしれません… っていうか、去年もほとんど行ってない… まさか、1年ぶりくらい?
予告編から、かなり気になっていた作品でした… 3月1日から3月31日までのドラマなんですよね~ 30年間の3月だけの物語… 3月って、卒業や引っ越し、就職・進学など、別れがあるから、なんだか切ないイメージありますもんね~《ドラマは起きそうですよね~ 震災もありましたし…)
かなり気になっていた成田凌さんと波瑠さんのコンビ、なかなか良かったです… すれ違いばっかりの二人でしたが、最後にはなんだか応援したくなるんですよね~ 成田凌さんは、かなり珍しい普通の役(笑) どうしても猟奇的な役、気持ち悪い役が多いですからね~ 今回も、若干いい加減なところもありましたが、それでもいつもよりは普通の青年の役でした… 波瑠さんは、いつもより精悍というか、ちょっと気の強い、正義感溢れる素敵な女子でしたね~ 強さの中に感じられる、彼女の本当の部分、本当は弱い子という感じが、何とも言えず良かったです…
病気で、早く亡くなってしまう役だった杉咲花さんが、相変わらず好演してますよね~(彼女の演技力、たいしたもんです) どういう病気なのかは、映画を見て初めて知ったのですが、なかなか衝撃は大きかったですね~ 彼女の残したテープは、泣かせどころだったかな?(思わず、やられそうでした…)
31個のエピソード、ということになるのかな? ちょっと無理があるというか、難しい設定だったかなと思います… 工夫された作品だったとは思いますが、評価がそれほど高くなかったのは、無理な設定だったことと、ちょっと重苦しすぎる展開だったことですかね? あまりにもすれ違いすぎて、運命に翻弄されすぎって感じかな? ま、でも結局は、運命だったってことかな?
ぴあ映画生活の作品解説より
ヒットドラマを次々と生み出す脚本家・遊川和彦が、監督を務めたラブストーリー。遊川のオリジナル脚本で、昭和から平成、そして令和と時代を経ても愛を紡ぐ男女の波乱万丈の半生を描く。主人公の弥生を演じるのは波瑠。もうひとりの主人公、太郎を『愛がなんだ』の成田凌が演じる。30年の物語を3月の31日間だけで描く斬新な構成に注目。
個人的には、少し穏やかでおっとりしているイメージだった波瑠さんが、終始きつい表情で過ごしていたのが、かなり印象に残ったかな? 私生活でも、恋人とのあれこれが報道されてたけど、大人になっちゃったというイメージが強いかな? ま、でも、きりっとしていて格好良かったですけどね~
成田くんは、得意なサッカーの腕前を生かした役で、今回は格好良かったですね~ 30年の間には、かなりのダメダメ男ぶりも描かれてましたが、後半は、少し取り戻した感じですかね…
3月だけの物語、なかなか楽しめましたよ! ま、できれば、3月に見たかった作品でしたね~