実際には、絶対にあり得ない話のような気はするが… 映画「こどもしょくどう」 | すがちゅあ~んのブログ

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映画・スポーツ大好き。女優の菜葉菜さんに触発されて、ブログを始めました。30年も前から、歌手の沢田聖子さんを応援してます。最近は、乃木坂46に夢中です!(おじさんなのに…) 好きな女優さん、いっぱいです。(宮崎あおい、有村架純、黒木華etc.)

ネグレクトという言葉って、いつ頃から浸透してきたんでしょうね? 職業柄、よく使う(よく聞く)言葉ではあるのですが、いつ頃から使うようになったのかなあ…

 

言葉の意味だけを調べると、児童虐待・障害者虐待・高齢者虐待・患者虐待など、「虐待」ってことなんだろうけど、「怠慢」とか「無視」といった意味もあるようです… 子どもに対するネグレクトで言えば、育児放棄・育児怠慢・監護放棄があげられるみたいです… ペットに対する飼育放棄も同じですね~

 

正直な話、映画「こどもしょくどう」を選んだときには、てっきり子どもたちが、なんらかの方法で、自分たちの食堂をつくり、お客様にごちそうする素敵な話かと思っていたのですが、ちょっと自分のイメージとはまったく違った物語でした… 大きなテーマでいくと、これこそネグレクトの話だったんですよね…

 

 

豊かに見える今の世の中ですが、満足な食事をとることもできない子どもたちって、たくさんいるんですって! 悲しい現実です… そんな子どもたちを救う施設、無料で子どもたちに食事を提供する「こどもしょくどう」と呼ばれるところ、実際にあることを、この映画で初めて知りました… このブログの題名には、絶対にあり得ないと書いちゃったんですが、こういう場所が増えているんだそうです…(ちなみに、日本には約2000軒もあるらしいです)

 

この映画の主人公は、小学5年生の男の子(藤本哉汰くん)です… 自分の家は、両親が食堂を営んでいます… 幼なじみのタカシ(浅川連くん)は、育児放棄の母子家庭。両親は彼を心配して、頻繁に夕ご飯を振る舞っていたんです… それだけでも、大きな問題を描いている映画なのですが…

 

さらに彼らは、河原で車の中で父親と生活している姉妹(鈴木梨央さん、古川凜ちゃん)と出会うんですよね~ 両親に、二人にも食事を出して欲しいとお願いするようになるのですが… 吉岡秀隆さんと常盤貴子さんが、素敵な両親の役で、この物語を支えてくれています… 

 

 

ぴあ映画生活の作品解説より

『爆心 長崎の空』の日向寺太郎監督が、ネグレクトチャイルドの問題に目を向けた人間ドラマ。豊かに見える社会の片隅で、日々の食事も満足に取ることができない子供たちの姿を子供の目線から映し出す。主演は『おんな城主 直虎』で井伊直親の幼少時代を演じた藤本哉汰。吉岡秀隆、常盤貴子ら実力派に混じってミュージシャンの降谷健志も出演。

 

 

この映画のホームページで、いろいろ知ることができたのですが… 日本って、先進国の中では突出して貧困家庭で苦しむ子どもが多いんですって…(ちょっと意外だった) 6人に一人は、貧困状態にある子どもって言っていいそうです…(信じられない)

 

基本的には、無料だったり、数百円程度で、子どもたちに食事を提供する「こどもしょくどう」。さすがに、運営に関しては課題も多いらしく、大変なんですって… すべての子どもたちのためになる施設になるように、応援したい気持ちもあるんだけど、現実的には難しい気がする… 貧困状態が、少しでも解決できるようになってほしいんだけどね… 大人ががんばらないとな…