大スターの晩年の姿って、見てるのつらいです… 映画「ジュディ 虹の彼方に」 | すがちゅあ~んのブログ

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映画・スポーツ大好き。女優の菜葉菜さんに触発されて、ブログを始めました。30年も前から、歌手の沢田聖子さんを応援してます。最近は、乃木坂46に夢中です!(おじさんなのに…) 好きな女優さん、いっぱいです。(宮崎あおい、有村架純、黒木華etc.)

17歳という若さで、映画「オズの魔法使い」の主役ドロシー役で大ブレーク。一気に大スターとなったジュディ・ガーランド。圧倒的な演技力と歌唱力で、ハリウッド黄金期の大スターと言える存在でした。しかし、その一方で、少女の頃から薬物コントロールを受けていたせいで、不眠や神経症に悩まされる日々だったようです。5人の男性との結婚と離婚を繰り返し、薬物の過剰摂取により47歳で急逝という、まさに波乱の人生を送ったようです…

 

当然、彼女のミュージカル女優としての光と影が映し出される伝記映画なのかと思っていたんだけど、今回の映画では、まさに彼女の晩年、もう歌える状態なんかではないといった彼女の姿が描き出される映画になっていました…(亡くなる半年前のあたりですね) 主演のレネー・ゼルウィガーが、そんな晩年のジュディ・ガーランドを演じ、アカデミー賞主演女優賞を受賞した映画「ジュディ 虹の彼方に」を見ました…

 

 

光の部分が全くないジュディ・ガーランドを、レネー・ゼルウィガーが演じています! まさに、魂の熱演って感じでしたね~ かなり厳しいレッスンを重ねて、すべての曲を自分自身で歌い、圧倒的なカリスマ性まで完全に再現しちゃったようですね~ ちなみに、今のレネー・ゼルウィガーと、当時のジュディ・ガーランドは、奇跡的にも同じ年齢だったようです! そういう意味でも、彼女のオスカー受賞は素晴らしいことだったかもしれません。しかも、ジュディ・ガーランド没後50年という奇跡の年だったんですね~ 

 

映画「オズの魔法使い」のドロシー役という光の部分しか見てなかった私には、かなり衝撃的な作品でした… ミュージカル大好き、音楽映画が大好きな私なので、彼女が輝いていた頃のエピソードも、もっと紹介されるものかと思っていたんですけどね~

 

ただ、「歌えない歌えない…」とステージに上がることさえ渋っていた彼女が、ステージに上がると人が変わったようにパフォーマンスを繰り広げるあたりは、さすが大スターと言える部分はありましたね! いわゆるSHOWの部分は、圧巻と言えるほどの素晴らしさがありました…

 

ぴあ映画生活の作品解説より

映画『オズの魔法使』で知られるミュージカル女優、ジュディ・ガーランドに焦点を当てた人間ドラマ。47歳の若さで彼女が亡くなる半年前、1968年の冬に行われたロンドン公演に挑むまでの日々を描く。ジュディ役を演じるのは『ブリジット・ジョーンズの日記』シリーズのレニー・ゼルウィガー。容姿から歌声までジュディを体現した熱演に注目。

 

 

想像していたよりも、どんよりした映画になっていたのは、正直ビックリだったのですが、亡くなる半年前のロンドン公演だけに絞った映画だったので、ある意味わかりやすかったと思います! 事前にそういう情報が頭の中にあったらよかったのかもしれません… どうしても個人的には、大好きな「オズの魔法使い」のシーンがあったり、名曲の歌唱シーンがあったりするもんだと思っていたんですよね~

 

ただ、やはり、名曲「オーバー・ザ・レインボー」だけは、この映画には絶対に欠かせないものだったということは、伝えておきたいと思います! あの曲だけで泣けちゃいます…