今、虐待にあってる子って、どのくらいいるんだろう… 映画「虐待の証明」 | すがちゅあ~んのブログ

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映画・スポーツ大好き。女優の菜葉菜さんに触発されて、ブログを始めました。30年も前から、歌手の沢田聖子さんを応援してます。最近は、乃木坂46に夢中です!(おじさんなのに…) 好きな女優さん、いっぱいです。(宮崎あおい、有村架純、黒木華etc.)

今、この瞬間… この世の中で虐待にあって苦しんでいる子って、いったいどのくらいいるんでしょう… そして、その子に救いの手を差し伸べている人って、どのくらいいるんだろ? 逆にあってる子って、誰かに救われることって、あるものなんだろうか? いろいろ考えると、本当に苦しくなりますよね~ 

 

隣の家の子が逆にあってるかもしれないと気づいたとしても、そんなふうに感づいたとしても、その子って救うことができるものなんだろうか? その虐待って、ちゃんと警察とかに証明できるんだろうか? そちらのご家族の人に、やめさせることってできるんだろうか? なんか、難しいですよね… わたしはそんなことしてないって言われたら、もう何も言えなくなりそうです…

 

と言うことで、韓国映画「虐待の証明」です。実際にあった事件をベースにして作られた映画のようです。韓国映画には、このような実話を元にした映画が多い気がしますが、虐待の問題は、韓国だからというわけではないですよね~ 日本でも、このような事件は、かなりたくさんあるような気がします…

 

 

ま~、これは凄い映画でした… 主演は、ハン・ジミンという女優さんですね! もしかすると、これがお初かもしれません… また一人、素敵な女優さんと出会えたって感じです… 監督さんは、これが長編デビュー作になるみたいです… イ・ジウォン監督です! っていうか、かなり若い女優さんなんですってね… 注目の新人女優さんって言われてる子が監督デビューって、なんか凄いですね…

 

ハン・ジミンが演ずる「ミス・ペク」も、自身が虐待にあっていて、捨てられて施設で過ごしていたんですよね~ レイプ事件にも巻き込まれてしまい、その犯人の父親が有力者だったので、彼女が刑に服すことになり、出所後も荒んだ生活を送る毎日だったんです… そんな、世の中からは見捨てられてるような彼女が、完全に虐待にあってると思われるような女の子と出会っちゃうんです… 全身痣だらけで、一目見て虐待にあってることはわかるんだけど…(当然、親は認めるわけがない)

 

でも、そんな女の子に手を差し伸べるのは、彼女だけなんですよね~ 救いの手を差し伸べたことが、逆に疑われることになったり… ま、当然周りの目は、荒んだ生活をしてる彼女だし、前科者でもあるし、警察含め、誰からも相手にされないといったあたり、見ていてホント切なくなります… 本当の優しさみたいなもの、考えさせられます… 実際に虐待していた側も、親に虐待を受けたりしていたりして…

 

 

ぴあ映画生活の作品解説より

本作が長編デビュー作となるイ・ジウォン監督による実在の児童虐待事件を基にした社会派ドラマ。虐待されて育ったひとりの女性が、同じく虐待を受ける少女と出会うことで過去のトラウマと向き合い、手を差し伸べようとする姿を描き出す。主演はTVドラマ『イ・サン』のハン・ジミンが務め、第38回韓国映画評論家協会賞の主演女優賞を受賞した。

 

 

「虐待の証明」って、本当に難しいと思います… 親がやっていることに、なかなか口は出せない気がするんですけど、口を出さざるを得ない親って、世の中にいっぱいいそう… 市の関係者の人も、警察の方も、ホント難しい問題なような気がしますが、子供たちのために頑張って欲しいですね…