大人への近道? まさかのファンタジー? 幸せをまく子? 映画「まく子」 | すがちゅあ~んのブログ

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映画・スポーツ大好き。女優の菜葉菜さんに触発されて、ブログを始めました。30年も前から、歌手の沢田聖子さんを応援してます。最近は、乃木坂46に夢中です!(おじさんなのに…) 好きな女優さん、いっぱいです。(宮崎あおい、有村架純、黒木華etc.)

映画「まく子」、てっきり元SMAPの草彅剛さんが主役の映画かと思ってた… 意外にも彼の出番は少なく… 完全に脇を固める役でしたね~ と言うことで主役は、山崎光くんという子役。そして、題名にもなっている「まく子」役は、新音(にのんって読むんですね?)という女の子。彼女が、かなりこの物語のキーマンになってますね~

 

直木賞作家・西加奈子さんの最高傑作の映画化で話題の作品。かなり期待して見に行ったんだけど… え?そんな話(展開)なの? ちょっとビックリさせられる作品になってました… まさかの厚生労働省タイアップ映画?のようです… かなり不思議な作品と言ってもいいのでは?

 

あ、西加奈子さんの作品と言えば、原作は一度も読んだことはないのですが、「きいろいゾウ」と「円卓コッコ、ひと夏のイマジン」の2作品は、どちらも映画で見てます。一筋縄ではいかない作品って感じでしょうか? 個人的には、イラン・テヘランで生まれ、エジプト・カイロで育ったという彼女の生い立ちが一番気になってしょうが無いんだけど…

 

 

山崎光くん演ずる小学5年生のサトシ、自分の身体の成長にも悩み、女好きの父親にも悩み、大人になんてなりたくないと思っている彼が、突然の転校生コズエに恋をしてしまう… そんな物語なんだけど、簡単に思春期の子の初恋物語とは、若干違うんですよね~

 

コズエちゃんは、かなり魅力的に描かれていたかも… あまり、好みのタイプの女の子って感じではないんだけど、あの中に一人いたら、気になってしまう存在だったかも… 一人だけ別物って感じですから…

 

意外に時間をかけて、思春期の心の葛藤といった部分が丁寧に描かれた作品だったと思います… 5年生にはちょっと早いかな?とも思いましたが… 父親・草彅剛さんとの関係も、かなり微妙な感じでしたが、最後にはいい感じになったので、そこはよかったかな? 父親の浮気をガマンして許していた母親・須藤理彩さんは、なんだか老けちゃったな~という印象でした…

 

「まく子」ちゃんに、町の人すべてが巻き込まれちゃったという映画になっていたかも知れません… まさか、あんな物語、これこそ、どっぷりファンタジーという映画になっていたかもしれません…

 

 

ぴあ映画生活の作品解説より

直木賞作家・西加奈子の同名小説を、『はつ恋』の鶴岡慧子監督が実写映画化した人間ドラマ。小学5年生の男の子・慧が、不思議な魅力をもつ美少女の転入生・コズエと出会い、“大人“へと近づいていく模様を描く。主人公・慧には、本作が初主演となる山崎光が抜擢。そのほか、コズエを新鋭・新音、慧の父親を草なぎ剛、母親を須藤理彩が演じる。

 

 

厚生労働省とのタイアップ作品というのは、かなり珍しいのでは?(いまだかつて、聞いたことないですね~ だいたい文部科学省推薦とか、そんな感じですよね?)

 

ある意味、子ども向け・家族向けという作品なんだと思いますが、大人が見ても楽しめるファンタジー映画として、十分に見られるヤツかな? 私自身は、あまりハマれなかった部分もあります… オススメできる作品かと言われれば、そうでもはないかもです…(笑)