これはちょっとやり過ぎでしょ! 映画「明日にかける橋 1989年の思い出」 | すがちゅあ~んのブログ

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映画・スポーツ大好き。女優の菜葉菜さんに触発されて、ブログを始めました。30年も前から、歌手の沢田聖子さんを応援してます。最近は、乃木坂46に夢中です!(おじさんなのに…) 好きな女優さん、いっぱいです。(宮崎あおい、有村架純、黒木華etc.)

正直な話、この作品にはビックリしちゃいました… このポスター見て、絶対に感動作品だと思って、レンタルしてきたんです… 太田隆文監督の作品は、映画「向日葵の丘 1983年・夏」なんかも見たことあったし、絶対に感動的な、ちょっと切なく泣けちゃう話を想像してたんです…

 

だって、映画の題名は「明日にかける橋 1989年の思い出」ですからね~ 前の感動作と、題名もソックリじゃないですか? これは絶対に感動作間違いなしでしょ!

 

 

見終えて一言… これ、なんなん? ちょっとやり過ぎちゃった映画でしょ… ビックリしすぎて、見終えて数日たってますが、ブログをまとめるにあたって、まだかなり動揺してます…(笑)

 

前半、数年前のお話… あまりにも暗い家族の話… あまりにも切ない展開… それでも必死に頑張って生きてきて、その数年後、現代に時代は進み、そんな主人公たちも、いろいろありながら一生懸命生きている… それが普通の映画って感じなんじゃないの? 前作、「向日葵の丘 1983年・夏」は、それなりにいい話でしたよ~ 若い頃に作った映画を、もう一回見直して感動に浸ったりしてね~

 

残念ながら、今回の作品… 後半に感動は残ってませんでした… 何しろ、数年前にいろいろありすぎちゃった家族に、幸せなんか訪れなかったんです… それどころか、家族は崩壊というか、どんより沈んだままの家族になってしまいました… ま、映画だから、そんな暗いヤツもあるかと思いましたが、この映画は簡単には終わりません…(笑) なんと、過去に戻って未来を変えちゃおう!という話になってくるのです…

 

平成最後の年にふさわしいと言っていいのかわかりませんが、戻った先は、1989年、平成最初の年ですね~ 平成を振り返る的な映画だと思うんだけど、不幸な今をなんとかするために、未来を変えちゃおうだなんて、やっぱりちょっとやり過ぎなような… ちょっとツッコミしたくなる映画になってました…

 

 

ぴあ映画生活の作品解説より

『向日葵の丘1983 年・夏』『朝日のあたる家』『青い青い空』の太田隆文監督による心温まる家族ドラマ。不幸な境遇にいるヒロインが、不幸の引き金となった出来事の起きた1989年にタイムスリップし、人生を立て直そうと奮闘する様を描き出す。『花とアリス』『軽蔑』の鈴木杏が主演を務め、板尾創路、田中美里、宝田明らが共演した。

 

 

映画そのものは、ちょっと期待外れに終わってしまったこの作品ですが、DVDには、メイキング映像など、付録がいっぱいで、そちらの見応えは十分ありでした…

 

唯一の見どころ、オススメポイントとしては、この映画の主役に大抜擢された越後はる香さんですね~!

オーディションを受けた何百人の若い子の中でも、たった一人だけ、まったく演技の経験のない、まったくのド素人を、太田隆文監督が見いだしたみたいなんだけど、この子はスゴく良かったです! 品が良いというか、すごく綺麗なお顔してました… ド素人とは思えない、堂々とした演技も見られます…

 

あ、ちなみにこの映画は、まったくのド素人、地元市民グループ(3人の主婦?)からの企画から始まった映画みたいで、そういう意味では、地元発というか、素人発というか、面白い試みの映画だったことは特筆できるかもしれません… ロケ地になった静岡県袋井市・磐田市・森町の住民がたくさん出ているのが、なかなか良かったです! 映画作りに携わった方たちの愛情はいっぱい注ぎ込まれている映画だと思います!