女相撲発祥の地、山形での上映は感慨深いモノがあります! 映画「菊とギロチン」 | すがちゅあ~んのブログ

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映画・スポーツ大好き。女優の菜葉菜さんに触発されて、ブログを始めました。30年も前から、歌手の沢田聖子さんを応援してます。最近は、乃木坂46に夢中です!(おじさんなのに…) 好きな女優さん、いっぱいです。(宮崎あおい、有村架純、黒木華etc.)

第14回山形国際ムービーフェスティバル2日目が終わりました… 午前中は、昨日に引き続き、コンペ作品(プログラムA)を鑑賞… 午後からは、映画「菊とギロチン」、映画「雪子さんの足音」、そして、表彰式&レセプション・パーティーに参加してきました… 正直、ちょっと疲れました…

 

ま、その疲れの一番の要因だったのが、3時間9分という超長い映画「菊とギロチン」を見たからですかね~ かなり長い映画なんだけど、ま、見ている分には、その長さを感じさせないくらい充実した映画だったと思います… 実はこの映画、秋田でも公開があって、見に行ったら、あまりの長さに料金設定も他の映画と違っていたので、一度は見るのを諦めていた映画でした…(今回、映画祭の1日券たったの千円で見られたのはラッキーでした)

 

 

舞台挨拶で瀬々監督の思いを聞くことができたのですが、この映画、監督がデビュー当時から温めてきた映画、構想なんと30年というものでした… いつも、なんかのらりくらり、ちょっとおふざけモードで喋る瀬々監督なのですが、この日は終始熱かった! とにかく熱い想いを語っていました…

 

ま、個人的には、好みの映画かと言われると、結構暴力描写も激しいですし、どちらかと言えば苦手なタイプの映画ではあるのですが、かなり引き込まれるモノがあったし、あの舞台挨拶を聞いちゃうと、なんか思い入れは強くなってしまいます… 

 

大正時代、関東大震災直後の日本に実在したアナキスト・グループ「ギロチン社」の物語と、かつて日本全国で行われていた「女相撲興行」の物語を組み合わせた映画だったので、かなり長く、充実したモノになっております…(個人的には、女相撲物語だけ見たかった感じはしますが…)

 

ギロチン社の熱さと、女相撲の熱さが、絡みに絡みまくって、本当に熱い映画になっています…(かなり満足感を得られる映画だと思います) ギロチン社の青年達に関しては、あまり語れないので、女相撲への感想に偏ってしまうと思いますが、彼女たちの苦しさ、もちろん、強くなりたいという思いも含めて、とにかくすごい映像が見られました… いろいろな苦しさから、ここに逃げてきた、ここにしか居場所がないって子も多く(っていうか、ほとんど?)、見ていてツラくなりました…

 

主役の木竜麻生さんはじめ、名前のわからない女優さんばかりだったのです(あとで調べてみたら、韓英恵さんとか、山田真歩さんとか、嘉門洋子さんとか、知ってる名前もありました)が、印象的なシーンは多かったですね~ ラストの相撲甚句、感動的でした… あ、この日の舞台挨拶でも、生で聴くことができたのも感動的でした…

 

 

ぴあ映画生活の作品解説より

『64-ロクヨン-』の瀬々敬久監督が手掛ける骨太エンタテインメント。舞台は関東大震災後の大正時代末期。女相撲興行の力士たちと、理想世界を夢見る若きアナキストたちとの出会いを軸に、混沌とした時代に生きる庶民の姿を描く。女相撲力士の菊を新星・木竜麻生が、アナキストグループ“ギロチン社“のリーダー中濱鐡を東出昌大が演じる。

 

 

この日、初めて見た木竜麻生さん、お相撲をやってる彼女とは、あまりにも別人の可愛らしい女の子で、ちょっとビックリ… これ、最近の画像になるのかな? お相撲さんの役から、かなり痩せているので、スキッとした顔をしています… もうすぐ公開の次回作「鈴木家の嘘」では、東京国際映画祭では、なんか賞をもらったみたいですね~ 今、注目の女優さんのようです!

 

 

表彰式後のレセプション・パーティーで、木竜麻生さんと遭遇… 友人が声をかけてサインをもらったりしたいましたが、とにかく丁寧な対応で、ホントに可愛らしかった…(すごく優しい女の子って感じ) ちょっと惚れちゃいました…

 

 

あ、結局何にも語りませんでしたが、ギロチン社の東出昌大くんとか、この日舞台挨拶で登壇した寛一郎くんなども、かなり熱い演技を見せていたことも、一応、付け足しておきますね~