25年ぶりの父との再会は… 映画「あいあい傘」 市原隼人は、平成の寅さんか? | すがちゅあ~んのブログ

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映画・スポーツ大好き。女優の菜葉菜さんに触発されて、ブログを始めました。30年も前から、歌手の沢田聖子さんを応援してます。最近は、乃木坂46に夢中です!(おじさんなのに…) 好きな女優さん、いっぱいです。(宮崎あおい、有村架純、黒木華etc.)

実は、映画「あいあい傘」を今週2回も見ました! 基本的にケチなので、同じ映画を有料で2回も見るなんていうのは、かなり異例の行動です… 個人的に、かなりお気に入りの映画だったことと、月曜日が平日のお休みだったので、1回目は一人で見に行ったのですが、そのあと、ウチの奥さんが見たいというので、土曜日に2回目の鑑賞に行ったということなんですが…

 

二度、同じ映画を鑑賞しても、同じところで感動して、結局ボロ泣き…(笑) 逆に言えば、知ってるからこそ、思い入れが強くなっているところもあります… あのときに、こんなセリフあったんだな?とか、こんな行動してたんだ…とか、いろんな発見があって、複数回見るのもなかなか面白いなと思いました…(あ、実際、最近「カメラを止めるな!」も2回見たんだけど、全然関係ないところで「ポン!」の声が聞こえてくるだけで、思わず声を出して笑ってる自分がいました…)

 

 

やはり、一番印象に残ったのは、倉科カナさんですね~ オール秋田ロケの「遠くでずっとそばにいる」の舞台挨拶で見た彼女は、アイドルのような可愛らしさだけが目立っていたんだけど、すっかり女優さんになったな~って感じ… 怒り演技も、泣き演技も、ホントに上手になったな~と、感慨深いモノがありました… ちょっと気が強そうな感じだけど、結構好きな女優さんの一人です…

 

母親と自分を捨てて、家を飛び出した父親との25年ぶりの再会をするという話だったんだけど、大変だった(つらかった?)時間の長さばかり想像できてしまって、彼女の強い思いに感情移入させられちゃいました… 会いたいという気持ちは強かったとは思うけど、どちらかというと憎たらしいという気持ちの方が大きかったのかもね… その父親が今暮らしている女性とその娘(原田知世さんと入山杏奈さん)にも、別の大きな悩みがあることを知り、かなり苦しい選択をするわけですが…

 

ちょっと感情が抑えきれず、ネタバレ気味になってますね… もう、これ以上は書かれません… とにかく、優しすぎるくらい優しい、立川談春さんと原田知世さんが、いい味出してるんですよね~ ちょっとひねくれた感じなんだけど、人の良さが前面に出ている入山杏奈さんも、ホント可愛らしかった…(こちらも、いい家族すぎるんですよね~)

 

この家族の問題に、どうしても関わってしまう市原隼人・やべきょうすけ・高橋メアリージュン・トミーズ雅など、まわりを固める俳優さんたちも、いい感じに絡んでくるんですよね~ 映画は、全編通してコメディ映画っぽいつくりではあるんだけど、それがまた、大きな感動をうむ材料になってるかな?

 

市原隼人さんの過剰な演技は、かなり浮いちゃうことがありそうですが、平成の寅さんみたいな感じで、この手の役は続きそうな感じですね~(ウチの奥さんは、市原隼人さんがお気に入りだったので、今回のような役はあまりやって欲しくないと言ってましたが…)

 

 

ぴあ映画生活の作品解説より

劇団・東京セレソンデラックスで2007年に上演された同名舞台を、当時、主演・脚本・演出を務めた宅間孝行が自ら映画化したヒューマンドラマ。運命に翻弄され、25年間会いたくても会えなかった娘と父の再会を描く。倉科カナが娘を、落語家の立川談春が父を演じる他、市原隼人、入山杏奈、高橋メアリージュンら個性豊かなキャストが集結。

 

 

優しすぎる人たちばっかりだったなっていう映画だった… 優しすぎるって、あんまりいい言葉じゃないよね… なんかバカを見ることが多いような…

 

二人の娘の間で揺れ動く立川談春さんの気持ちを考えると、辛い映画だったかも… ま、でも、原田知世さんっていう素敵な女性と一緒にいられればいいか…(彼女も、結構男っぽい性格の持ち主のような気もしますね… あ、役としても、本人にしてもってことです…)