映画監督・齊藤工が、俳優・齋藤工や高橋一生らを撮る… 映画「blank13」 | すがちゅあ~んのブログ

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映画・スポーツ大好き。女優の菜葉菜さんに触発されて、ブログを始めました。30年も前から、歌手の沢田聖子さんを応援してます。最近は、乃木坂46に夢中です!(おじさんなのに…) 好きな女優さん、いっぱいです。(宮崎あおい、有村架純、黒木華etc.)

「学校」という世界で長年過ごしていると、かなりいろんな問題のある家庭は見てきたつもりではありますが、ここまで酷い家庭は、なかなかないですよね~ いろんな事情から、まったく子どもには無関心・無干渉の親もいますよね~(子どもの教育はある程度できる可能性はありますが、親の教育・親を何とかするのは難しい気がします…) 何度も言いますが、ここまで酷い親はいない…(と、信じたい…)

 

逆に…ですが、世の中から見ると酷い男(いろんなところに借金をつくって迷惑をかけたり、いろんなところに女がいたり…)なんだけど、なんだか憎めない・人がいい人って、いるんですよね? 最低の男・最低の父親と言われているのに、世の中から見たらいい人だったり…

 

映画監督・齊藤工が作った世界は、リリー・フランキー演ずるあまりにも酷い父親と、二人の息子(俳優・齋藤工&高橋一生)との13年ぶりの再会の話です… 13年前に失踪した父親、再会したときには、余命3ヶ月だったという話… 13年のブランクの果てって感じかな?

 

 

ウチも男の子二人なんでよく分かりますが、やっぱ動けるのって次男坊なんですよね~ 上の子は、ただ許せない・会いたくないってタイプで、下の子は、そんな父親でも、キャッチボールを一緒にしてくれた優しい父親に対して、優しさを見せられるんですよね~ 面白いもんです… 下の子って、行動的ですよね? 人がいいって言うのかな? 俳優・齋藤工と高橋一生の違い、見ていてよく理解できました…(ま、ウチの場合は、そんなに悪い父親ではなかったと思うので、全然違いますけど…) ここまでダメな父親でも、なんとなく心を許せてる弟と、絶対にダメな長男でしたね~ お葬式で逃げ出しちゃった長男、わたしは長男だったので、なんとなく理解できたんですよね…

 

後半のお葬式シーン、仕切ってる佐藤二朗さんがあまりにも面白すぎ… 前半とのあまりの違いに、最初は違和感ありまくりのシーンだったんですけど… コントのようなお葬式も、ずっと見てるとなんだか癒やされてきます…(?) 心が温かくなる…まではいかないかもしれませんが… ムラジュンさんとか、不思議な役を真面目にこなしてましたよね~ 数少ない友人たち、その少なさが、なんだか心を打つ何かがありましたね~(見てない人には、意味不明かもしれませんけど…)

 

あまり女性にスポットは当たらないドラマではありますが、神野三鈴さんや松岡茉優さんは、かなり印象に残る演技をしてます… 松岡茉優さんは、可愛らしい役でした… 神野三鈴さんのキャッチボール、なんだか素敵でした…(素敵ってどうかとは思いますが) どちらかと言えば、松岡茉優さんはしっかり奥さん、神野さんは、ダメダメ奥さんって感じかな?(一生懸命耐えれる人?)

 

 

ぴあ映画生活の作品解説より

俳優・斎藤工が“齊藤工“名義で長編監督デビューを果たした家族ドラマ。放送作家はしもとこうじの実話を基に、13年前に失踪し、余命3カ月で発見された父と向き合うことになった家族の心模様を描き出す。主演は『嘘を愛する女』の高橋一生。ゆうばりファンタスティック映画祭2017での作品賞を皮切りに世界各国で受賞を重ねている注目作だ。

 

 

コントみたいなお葬式を含めて、1本の作品ですよね~ 最近の映画、題名がいつ出てくるの?(忘れた頃にボ~ンと出てくるの)多いですよね~ 今回も、上手くいった例なのかと思ってますけど…

 

失踪したダメダメな父親が、意外にみんなに愛されていた… そういう意味では救いのある作品にはなっていたかと思います…