今回のイタイ女は、満島ひかりでした… 男ともダラダラ付き合いながら、偶然知り合った女性に好きになられてしまって、自分もその世界にはまっていく… でも結局、男とまた寝てしまう… そのイタさは、この映画でも半端ない感じでした。こういう恋って、見てる方がつらくなっちゃいますね～
この作品を描いた安藤モモ子さん。奥田瑛二の長女。安藤サクラのお姉ちゃん。この作品で、弱冠２６歳での映画監督デビュー。おもいっきりネタバレしちゃいますが、どうにもならない感情の叫び声で、映画を終わっちゃうのは、なんか反則のような気がしますね… なんか、ずるい…
シネマトゥディの映画解説から
満たされない恋愛をしている女子大生が、メディカルアーティストの女の子と出会い、友情以上恋愛未満の微妙な関係になる過程を描くオフビートなガールズ・ムービー。奥田瑛二の長女で、弱冠26歳の安藤モモ子が脚本と監督を手掛け、大人の女性へ成長する今どきの女の子の心情を映す。主演は『愛のむきだし』の満島ひかり。人間の不完全さを肯定して人としてどうあるべきかを独特のガーリーな世界観で紡ぐ、安藤監督のセンスが光る一作。
ブログ前半で、今回は自分の想いを語ってしまっちゃったので、今回はもう書くことがないのですが、こんな悩みを抱えて、こんなタイミングだったら、同性を愛することになるのかな？っていう作品なんです。
自分のことは便利な女としか見ていない、セックスするだけの関係にうんざりしていたら、居心地のよい、気持ちのよい？関係を求めて、今回の微妙な関係になってしまうのかも… わたしは女性じゃないので、そんな気持ちはわからないんだろうけど、めんどくさくない、コッチの方が楽っていう人、これからは増えていきそうな気もしますね…
でも、リコ（中村映里子）は面倒な女だったなあ～ 重すぎです。ウザ過ぎます。とにかく、かき回しキャラでしたね。なんか、普通にしてるときは、普通の女性に見えるんだけど… 急変するっていうか、女性ってやっぱり怖いって感じがますます…
イマイチ「カケラ」の意味がわからなかったなあ～ 病気や事故で、体の一部をなくした患者のパーツを作るメディカル・アーティストという仕事、そして、お月様で「カケラ」を表現していたのだと思いますが、わたしにはよくわからなかった… みんな、それぞれ完璧ではない… どこかが欠けてる？ってことかな？ 欠けてる月も綺麗だよ！っていうセリフから考えると、そういう方向ではないか…
う～ん、難解な作品だったな～ 人間の不完全さの肯定？ なんじゃ、それ？ 映画って、むずかしいわ！