昨日紹介した映画「酔いがさめたら、おうちに帰ろう」は、夫・鴨志田 穣さんの自伝的小説を映画化したものでしたが、こちらの映画は、西原理恵子さんの自伝的同名マンガを実写化したものです。監督は、小林聖太郎。夫婦を演じるのは、なんと元夫婦の共演で話題になった、小泉今日子、永瀬正敏の二人です。これだけでも大注目の映画ですよね～
「いけちゃんとぼく」「おんなのこものがたり」「パーマネント野ばら」など、西原理恵子さん作品は、次々に映画化されていますね。こんな人気マンガ家さんに、こんな私生活（大変な子どもたちに、それよりもっと大変な夫のアルコール依存症）があったなんて…
「おとしゃん…」の役は、小西 真優ちゃん、かわいいですね～ おにいちゃんの矢部光祐くんは、まあ～笑えるキャラクターでした。この子を育てる母さんは、ちょっと大変… おねしょに、数々のいたずらに… 超自然児・野生児です…
まさしく文字通り「毎日かあさん」なんですよね、世の中のお母さんって…
お父さんは、「たまにお父さん」であればいいんだけど…
そんな、大変なお母さんに視点を当てたこの映画。昨日の映画とは似ているようで、まったく別物でした。「おとしゃん…」っていうかわいい女の子は似てたけど…。
小泉今日子が、人気漫画家としての大変な生活、アルコール依存症の夫を支える妻、そして、異常？に大変な子どもたちの母親を上手に演じています。毎日、お酒片手に読み聞かせをしている豪快な母さん役も、キョンキョンにはピッタリ… ママ友の定期的な会合の仲間も、鈴木砂羽とか北斗晶とかなかなかのメンバーでした…（昨日の作品のアルコール依存仲間とは、あまりにも違いすぎる…）
かあさん中心の映画なのですが、実は永瀬正敏がすごい！アルコール依存症の演技はもちろん、ものすごい減量をして撮影に臨んだ末期ガンの患者役。鬼気迫るものがありましたね。映画公開前に、元夫婦が揃って番組に出ていたのを見ましたが、このまま元のサヤに戻っちゃえばいいんじゃないかと思う仲良しぶりでした… 息が合っていました…
同じ家族を扱った二つの作品。
男性目線の「酔いがさめたら、おうちに帰ろう」、女性目線の「毎日かあさん」。
夫婦役の浅野忠信＆永作博美、小泉今日子＆永瀬正敏。
みなさんは、どちらがお好みでしたか？ わたしは… 秘密です…