昨日、クリスマスイブという特別な夜に選んでみた映画は、今年の２月に秋田十文字映画祭で見た韓国映画「ハーモニー 心をつなぐ歌」です。ブログを始めた頃に、一度紹介してはいるのですが、クリスマスにちょっと関係している映画でもあるし、今年一番号泣しまくった映画なので、改めてブログアップします。
十文字映画祭では、物語の中盤から後半まで、会場のほぼ全員が号泣しまくっていたことが思い出されます。夫のＤＶや裏切り…など、心に傷を負った女性たちの物語…。はっきり言って、男性が見て楽しめるっていうタイプの映画ではないと思います。女性向けの映画ですね。数々の奇跡に、そして、切ない別れに号泣必死の映画です。わたしなんか、予告編見ても泣ける…（男なのに…）
興味を持ってもらえる方もいると思いますので、簡単なストーリーを紹介しますね～。
18ヶ月間だけ、刑務所の中で子供と暮らすことが許されている母親ジョンヘ（キム・ユンジン）。家族に見捨てられた死刑囚ムノク（ナ・ムニ）。哀しい事件によってミライを閉ざされた娘ユミ（カン・イェウォン）。
誰もが心の傷を抱える女子刑務所で、在監者たちによる合唱団が結成された。歌を通じて明日への希望を見出した彼女たちは猛特訓によって合唱を成功させるが、その時ジョンヘには最愛の子供との別れが待っていた・・・。
会いたい人に会えない哀しみと音楽を通して生まれた友情はやがて美しいハーモニーとなり、クリスマスの舞台で思いもかけない奇跡を呼び起こすー。
ジョンへ（キム・ユンジン）の子どもがかわいいんですよね～。表情がすごくいい。刑務所内で仲間と一緒に育てているというあまりにも特別な環境なので、こちらも特別に感情移入してしまう部分もあるのですが、法律による決められた１８ヶ月という期限だけの親子、その間だけの濃縮した関係、そして、別れ… あまりにもつらい… 感情の起伏をものすごく上手に表現できるキム・ユンジンという女優さんにもやられっぱなし…
刑務所内の一緒の部屋の女性たち、それぞれが過去に起きた辛い事件により、収監されているわけですが、もの凄く個性的で魅力的な女性でしたね。どうして犯罪を起こしちゃったんだろうという人もいれば、こんな環境で育ったら仕方ないのかも…という女性も。それぞれが、素敵なクリスマスの奇跡を味わうことに…。それぞれのドラマがあり、それぞれにまた泣かされる…。
ラスト… 街で起きた凶悪犯罪の余波を受けて、死刑の宣告が早まり…
う～っ、またまた泣けてしまう… なんでこう、悲しい物語なんでしょうね～（ま、そういうのが好きで見てるんですけど… 自分が悪い…）
それにしても、歌のチカラ… ありますよね～
離れている人と、心をつなぐハーモニー、ぜひ、たくさんの人に見てもらって号泣して欲しい。そんな映画です。