最悪なフラットメイトシリーズです。
韓国人の家主さんは綺麗好きで、家は常に綺麗に維持されていました。
私も似ているところがあり、頻繁に掃除するようにしていました。
初日から印象がガタ落ちのK一家でしたが、いざ一緒に住み始めてみると、綺麗好きの正反対でがさつだということが明らかに。
また、引っ越して一週間もしないうちにいろいろな物が破損していることに気づき、家や家主さんが残していった所有物に対する配慮が全くないな、と感じるようになりました。
少し汚い話もあるので、食事中の方などは自己責任で。
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① 台所、ダイニングルーム、居間の床が汚い。
「わざとこぼしてるの?!」と私の彼も疑問に思うほど、台所、ダイニングルームの床は食べかすだらけ。
台所の床はなぜかいつもベタベタしてるので、台所ではサンダルを履くようになりました。
また、K一家が引っ越してきて一週間もしないうちに、台所のフローリングには焦げ跡、そして、居間のカーペットにはピンク色の大きなシミが複数。
② 食べかけのもの、汚い食器類をテーブルの上に一晩置きっぱなし。
サランラップで食べ物を包むこともなく、使用済みの食器類もそのまま放置。
台所の流し台に汚い食器が積んであり、私たちが使えない状態だったことも。
結果、朝食の準備をするために台所に向かうのが毎朝億劫でした。
Mが台所やダイニングルームを片付けるのはだいたいお昼頃。
半日以上も食べ物や汚い食器類が放置されているせいか、家の中にアリが。
私たちの砂糖の中に複数のアリを見つけた時は、すごくブルーな気分になりました。
アリだけではなく、ネズミやゴキブリが現れるのも時間の問題でしょう。
③ 防虫スプレーが行方不明。
家主さんはゴキブリとハエが大嫌いなので、自動の防虫スプレーが台所と居間に一つずつ設置してありました。
1時間に一回スプレーするようなこんな感じのやつ↓
家を出る前に「新しいスプレーを入れたばかりだから数か月は取り替えなくてもいいと思うけど」と言いながら、取替え用のスプレー、そして、稼働に必要な電池を家主さんに渡されました。
しかし、K一家が引っ越してきて一週間もしなうちに、やけにハエの量が増え、台所に行くと5,6匹ぶんぶん飛んでいることも。
電池が切れたのかな、と台所に設置してあった防虫スプレーをチェックしようと持ち上げてみると。
あれ、軽い。
容器を開けてみると、中にあるはずの防虫剤も電池もない。
残っているのはプラスチックの容器だけ。
え、K達が抜いた?
もう一つの防虫スプレーもチェックしようと居間に向かうと…
防虫スプレー自体、まるごと行方不明。
一体どこに消えたのか。
家主さんが家を出た時点では、二つとも防虫スプレーはあったし、稼働していたのに。
どおりでハエも多いわけだ。
④ あれもこれも破損。
家の前にある木製のゲートには、車でぶつけたような大きな傷が。
車庫に保管してあった家主さんの花瓶が粉々に割れているのを発見。
家主さんが置いていったパラソルハンガーはどんどん折れて、干す部分が少なくなっていく始末(折れた破片は地面にそのまま放置)。
家主さんが綺麗に管理していたウッドデッキは、K一家がバーベキューをした後、油で変色(油がはねたとかいうレベルではなく、油をウッドデッキにぶちまけたようなレベル)。
家主さんのBluetoothスピーカーを、雨が降り始めても外に出しっぱなし。
他にも、庭のホースの水を一晩出しっぱなしで、朝起きたら庭が洪水状態になってたり。
私の住んでいる町は水道料金が無料、というか、もともと水道料金自体が存在しないので、懐が痛んだというわけではないけれど、ちょっとだらしなさすぎるでしょ…。
⑤ ごみの分別って何?
私の住んでいる町では
- 燃えるごみ(赤)
- 資源ごみ(黄)
- びん・ガラス類(緑・手前左)
- 生ごみ(緑・真ん中)
の四種類の分別をすることになっています。
さて、K一家。ごみの分別をしない。
燃えるごみの中に生ごみを入れる始末。
そして生ごみの中に燃えるごみが混ざっている。
肉が入っていた食品トレイなど、洗わずそのまま資源ごみのごみ箱に。
そして資源ごみのごみ箱にも燃えるごみを入れてるし。
パスタソースが入っていたびんを洗わずにごみ箱に投げ入れたのか、パスタソースと割れたガラスの破片が飛び散っていたことも。
生ごみは毎週回収されますが、それ以外は二週間に一回のみの回収。
なので、ちゃんと分別をしないと夏場はヤバイことに。
K一家が引っ越してきてから、ゴミ箱周辺はとてつもなく臭くなり、ハエの数は増大。
ゴミの分別ってそんなに難しくないはずなのに。
⑥ 洗濯機の中に洗濯物を放置。
洗濯をしようと洗濯機を開けると、K一家の洗濯物が洗濯機の中に放置されていることが頻繁にありました。
洗濯機を回した後、そのまま一日出かけちゃったりすると、私たちは洗濯ができないパターン。
洗濯機から勝手に出しちゃってもいいんだけど、間違ってもKの下着なんて触りたくないし。
洗濯が済んだら洗濯物を洗濯機から出してほしい、と幾度か伝えたものの、金魚並みの記憶力のせいか(金魚に失礼)、何度も繰り返し起き、私も最後は諦めモード。
そんなある朝、洗濯をしようと、洗面所のドアを開けると…
くさい!
公衆便所のようなおしっこの臭いに思わず鼻をつまむ。
恐る恐る洗濯機のふたを開けると…
おしっこまみれのトイレマットが洗濯機に突っ込んであるではないか。
男の人がちょっと的を外して数滴落ちちゃったというレベルではない。
白いトイレマットがもう白くないと一瞬見ただけで分かるというレベル。
一晩中、洗濯機の中で熟成されていたようです。
これは引っ越し日の一週間前に起きたのですが、私たちの衣類が逆に汚くなるような気がしたので、それ以降はその洗濯機を使うことはやめ、溜まりに溜まった洗濯物は、引っ越してから新しい家の洗濯機でやりました。
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とまぁ、こんな感じで、綺麗好きな家主さんとの生活とは一変。
トイレやシャワーが共用じゃなかったのは、ほんとにありがたい。
しかし、今まで使えていた居間やダイニングルームは一切使えなくなってしまい(というか汚くて使いたくない)、ちょっと息苦しい感じに。
また、今まで綺麗に管理されていた家がどんどん汚くなっていくのは、自分の家ではないとはいえ、見ていて悲しくなりました。
私と彼の悪夢はまだまだ続きます。