アスバラガスの定植作業完了 | 農業機械のブログ

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昨日でアスパラの定植作業がすべて終わった。

 

今年は、3箇所の畑で定植だった。

 

最後の畑

 

12㎝ロングポット。プランタに1セット8個入る。運ぶ際は、プランタごと運んで圃場で穴の一つ一つに配置、ポットから苗を取り出し、穴に放り込む。

 

穴は、150φのホールディガー。

 

苗をポットから取り出して入れるときに、穴は、苗が地面よりも数センチくらい低くなるように穴に残土を入れておく。

 

ホールディガーの穴は、雨が降ると埋まりやすいものが出る。すべてではないが、掘る際に土をほとんど出すようにしていないと雨で埋まってしまう。

 

ポットを穴に放り込んだ後は、足で周りの残土を埋める。足の方が速い。

 

プランタを数日間置くことになるから日照り続きを考え、圃場移動前にプランタに十分水を与えておく。

 

12㎝ポットの数量不足で株間は広くした。それでも最後は足りなかった。40株くらい。

 

不足分に24㎝ポットを定植。150φの穴は、スコップで広げた。石がほとんどない圃場は掘りやすくていい。

24㎝ポットでも足りずに5センチポットも使った。

 

小さくて頼りないが。

 

これですべて終了した。

 

株間広くし多分早く終わると思ったら大間違い。

 

12㎝ロングポットは、培土が足りなくならないように土を半分くらい充填していた。

 

そのため苗をポットから取り出しにくくなった。

 

最初は、踏みつけたりして取り出しやすくしていたものの時間ばかりかかっていた。

 

そこで・・・アスパラガマでポットを切った。苗の根っこを一部切ることになったが、構わん、苗が取り出しやすくなった分、最後の数列分が早くなった。

 

ロングポットに土を使うのはよくない様子。

 

しかも越冬2回やっているため、根っこというか、株が大きくなってはち切れそうな感じで、培土だけよりも土入れたほうが生育がいい?様子。

 

最後の方で作業がどんどん進んでようやく終わった。

 

12㎝ロングは、アスパラを越冬1回程度にしないと幅が少ない分生育抑制になったり、取り出しにも無駄に時間かかる。

 

アスパラの大株は、越冬してこそいい。今のところ24㎝ポットがいいと思っている。

 

問題は、雑草抑制を簡単にやる方法を見つければいいが。

 

なお、24㎝ポットは、128穴セルトレイ苗を鉢上げしたものでセルトレイ苗の種苗期間(45日というのは本当の様子だ)を過ぎたもののため、老化苗っぽいもの。

 

余り成績が良くない。

 

今度から24㎝ポットに直に種まきしてそれを大きくする方が鉢上げ時のストレスもないから成績アップになると思える。

 

24㎝ポットの場合、300φのホールディガーでは、1列当たり、溝掘りよりも遅いため、さらに苗がちょうどよく収まるまで掘った土を戻す作業が時間ばかりかかるから、溝掘りの方がいいことがわかった。

 

溝堀機の溝は、深さが深くて30センチくらいだから、24㎝ポット苗を取り出して溝に放り込むように配置でき、しかも雨なども降れば、溝に24㎝ポット苗の姿で生育が継続しているのを確認できた。

 

溝ならポット苗をそのまま置けるから埋め戻しまで急がなくてもいいし、生育も継続する。

 

今度から溝仕様で24㎝ポット苗を扱うことに決定。

 

以前は時間ばかりかかった24㎝ポット苗の定植だったが、きつさがゆるくなった分、良い面があった。

 

 

土寄せを足で行ったときのもの、圃場内は、トラクター移動が楽だ。雨が多くて沈んでいるところもあった。