アスバラガス長期種苗 | 農業機械のブログ

農業機械のブログ

農業関係、農作業、その他日常の記録

定植作業、24センチのポット苗と12センチロングポット苗、へとへとで完了した後、ディスクプラウによる耕耘の後のアッパー作業でひと段落。

 

それからまた24センチポットと12センチロングポット、さらに6㎝ポットへの128穴セルトレイ苗の鉢上げ開始。20日間くらいかかった。

 

まず6㎝ポットから開始。

6㎝ポットは、128セルトレイがはまる受け皿の上に乗せた。

 

 

24センチポットは、種苗床の土をある程度入れ、その上に購入した培土を充填。

 

12センチロングポットも同様に種苗床の土を入れて購入培土を詰めた。

 

地面の上にポットを置いた。6㎝ポットだけ例外。

 

ポットに土づめが終われば、シャワーで散水してポットの土を均平にした。この作業は、セル苗の穴を作るのに必要になる。購入培土は乾いているため形が崩れるため。

 

ある程度湿った状態でセル苗用の穴あけ道具で穴を作り、セル苗を鉢上げ。

 

24センチポットに土を詰める作業はスコップを使った。ハンドスコップを以前は使ったが、スコップのほうがいい。

 

鉢上げ後、シャワー散水。少し経過後、鶏糞を散布したり、熔リンを散布してみた。役に立つかどうかは知らない。種苗はあまり経験がない。

 

アスパラの長期種苗

 

アスパラの長期種苗をやる場合、セルトレイ苗はふさわしくないと結論した。鉢上げ期間が短く、老化苗になりやすい欠点があるし、何よりも根が伸びるのに最低限必要な長さが足りない

 

セルトレイも72穴とかそれ以下の大きいものがあるが、肝心な点は、長さ。

 

今後6センチポットーーー高さ7センチーーーに播種して種苗する予定。もちろん、良い苗のためには、種子段階で種子選別が必要だろう。市販のアスパラの種は、どれもこれも「デキソコナイ」が多いためだ。

 

長期種苗は、12センチの普通のポットでは足りない。1回越冬してすぐに定食するならいいが、2回越冬をやるなら、ポットの底に根が巻いて生育が止まった感じになる

 

それで試しに12センチロングポットーーー長さ25センチーーーをやったんだが、ぎゅうぎゅうになるのか、苗が取りにくくなる傾向がある。

 

24㎝ポットだと、3回越冬ができるようだ。

 

今年24センチポット苗を見た限り、春先の萌芽は、収穫可能な大きさに成長していた。

 

24センチポットを定植する場合、苗をポットから取り出しやすいようにライムギを定植する前年に播種しておいた。ライムギを引っ張って苗を取り出す。

 

24センチクラスだと、片手でほぼ限界の重さになる。後は、ホールディガーで穴あけしたところにポンと置き、隙間を土寄せで充填。注意ー土が沈むから苗はある程度上げておく必要がある。

 

ちなみに、長期種苗と同じになるシーダーテープ直播だが、セル苗よりはずっと大きく育つものがある。全部じゃないから問題にもなる。9月中旬時点で5月播種で50センチの背丈のものが出ている。萌芽数も多い。

 

 

それに比べてセルトレイ苗ほど貧弱なものはない。もともと培土量が少ないし、根が延びる長さも全く足りない。ーーー播種後のアスパラの苗のための高さは、15センチくらいは必要ではないかな?そんなポット大きいものしかないから6㎝ポットで妥協。(越冬1回やって定植または鉢上げ)

 

アスパラ長期種苗の利点は、3回越冬すればーーー道北名寄でーーー次の年に収穫可能に点だろう。

 

本当に直播の場合もセル苗定植の場合も、草取り、草取り、草取り、うんざりした。

 

セル苗でも直播でも、マルチを選択するなら、次の年には処理しないとアスパラが大きくなるにつれてアスパラの根がマルチフィルムの直下に走るようになる。あのアスパラの白い根がマルチの下に見えるようになる。

 

結局、収穫までの年数は、種苗しているのと同じことになる。

 

アスパラの長期種苗は、成株率、いわゆる成園化が速い分、種苗にかける必要労働を一か所に集約できる利点がある。

 

直播では、草取りのほか、発芽率が大問題になった。今年の最後となるシーダー直播でも、やはり出た!20メートル以上の欠株。その場合、補植と言う余計な仕事を加えなければならない。

 

長期種苗をやれば、畑の段取りとしてアスパラ方程式を実施できる。アスパラ方程式とは、私が名付けた呼称で要は、アスパラのための作土層が深いほど根株の大きさが大きくなること。

 

そのためのホールディガーの利用。直径30センチだが、深さは60センチ。途中、30センチくらいに硬い層がある。それが排水不良になるほどの硬さ。その層をホールディガーでぶち抜く。(ライムギハルミドリとか燕麦の名前は忘れたが硬盤破砕をうたう品種は、硬い層もぶち抜くから排水改善になった)

 

しかしながら、シーダー直播ではホールディガーを試したがよくなかった。土が沈み込むためだ。5センチ以上だと下がりすぎだ。結構沈下するので苗の定植は、「このくらいでいいだろう」でやったが、3センチくらい下がったものもあった。

 

種苗作業ひと段落して車庫ーーー資材とかトラクターとかの格納庫ーーー内の整理。ぞっとするほど対象物の山。現在進行中。先代の仕事は大工、土木、建設のため、あるはあるわ、これでもかと言うほどの道具類。くぎ!ごっそりと。