2022年アスバラガス収穫終了 | 農業機械のブログ

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今年のアスパラ収穫は、いつもの年よりも長く収穫した。と言うのは、現在の収穫株は、来年更新予定だから。

 

終了日は、6月22日。

 

出荷は、集荷場をあちこちに作っているところの一つに持っていく。後は大型トラックで集荷場を回る。

 

出荷した時にコンテナが返却される。コンテナの中には、入庫票が入っていてその日の出荷の総量とか等級比率が載っている。コンテナを出荷する時には呼び名は同じだが別の4枚つづりの転写式?入庫票を添付する。1枚目の生産者控えをちぎっておく。

 

これでようやく収穫月間が終わった。

 

今年の収穫開始は26日。遅くなったのは、茎葉処理していない状態で収穫開始したら曲がり茎ばかりで商品に不適合のため、アッパーでアップカット処理したため。

 

収穫株は、更新するには少し早いが、もともと駄目だったもの。

 

生分解マルチについて

 

その作付当時の施工方法は、生分解マルチとシーダーテープとの同時施工。

 

 

 

押し上げる力で溶け始めが促進されたのだろう。こうなったら無駄にマルチ材がかぶさっているだけになった。

 

後の草取りは、マルチを片付ける仕事が加わってうんざりした。

 

 

直播だから特有の大問題があって、発芽率が驚異的なもの。19パーセントあればいいくらい。それで発芽したら欠株だらけ。20メートルくらいガラ空きが発生!

 

早く縁を切りたいところ、他の作付もあり、手が回らずそのまま10年以上。

 

生分解マルチだけど、1か月以内に草、稗だけど、伸びがいいのでマルチを持ち上げるようになって土で押さえている部分が溶け始める。しかもJAに注文した時は、半透明のものしかないと。色つきのものを出していたメーカーに聞いたら、4か月タイプのものがあるとか。だが、4か月と言うのは2か月物よりも2倍の厚みと言うだけで保証はしないと。

 

中耕ローターで土寄せして押さえてみたが。無駄だった。

 

カネも使った、頭も使った、苦労したのに無駄だった。やっと縁が切れる。

 

12年株で更新することにした。

 

去年の更新株は、18年株でもともと夏秋専用作型だったものだった。この作付は、紙マルチ施工した後、セル苗を定植したもの。

 

収獲終わって・・・・・次の作業は、雨降り続きで停滞中。

 

ようやく縁を切ることになったが、収穫量は見るに値しないもの。欠株の大量発生は、仕方なく次の年にやり直すしかない。補植と言う方法もあるが、前もって準備していないと。

 

収獲終わったら少し気が抜けてきた。

 

昨日も雨降りだった。畑が乾かないためトラクター作業ができない。

 

シーダーテープ施工の難点

 

今年5月初旬にシーダーテープで作付たものは、6月20日以降にぼちぼち発芽開始。まだまだ揃いが悪い。

 

シーダーテープで催芽処理5日間やっても、発芽揃いが悪ければ考えもの。

 

2週間以内に発芽率となるような発芽の仕方ならうまくいく可能性がある。

 

これまでの経験では、2か月以内で発芽率となるような発芽の仕方なので作業はかなり効率が悪い。そうなるのは、20パーセントくらい発芽しているものを草取りするとしても、生えていないものを草取りしても草のほうが早いから目標のない草取りをしているようになる。

 

やっぱり種苗かな。

 

直播でうまく行けるなら、作付は楽になる。ただし、成園化はポット苗よりは遅くなる。セル苗(自家製)よりは、発芽が速いものに限れば、セル苗よりも生育量は大きいが、全体的には、欠株の大量発生で成園化が難しい。

 

この前のシーダーテープは、水をくみ上げてシャワータイプの散水で発芽促進したが、ダメだった。10日くらい散水できればいいかもしれないけど、1列が200メートル以上になると1回やったらもうやりたくない。

 

シーダーテープでの発芽が種苗並みの管理できれば発芽揃いよくなるんだけど。何かいい方法ないかな。