家からの排水は、台所と風呂場の2か所。トイレは。昔ながらの「べんつぼ」。
昭和42年に家を建てて排水設備にほころびが出始めてきた。
ネズミが台所の排水の、なんというか一応コンクリートで囲っている沈殿槽のようなものに侵入、沈殿槽のようなものが用をなさなくなった。
風呂場のところは、パイプをつないでそのまま排水路に垂れ流ししていた。
そこで今回、家から出ているパイプからすべてを改修することにした。
沈殿槽代わりに畑から撤去したコンクリート管を使用。2か所。
パイプは呼び径75から100に変更。
まずは掘削して古いものを撤去。
白い線のようなものは、灯油の送油管。
掘削は1メートルちょっとくらいだが、石が多く、でかい石が多い。バールでこじいてスコップで石をすくいあげる。時々、頭が切れるほどだった。
2か所、コンクリート管が入るように、パイプにつなげるように掘削。
次は、コンクリート管の建込。1か所ずつ。
写真上の方、実はコンクリート管の撤去の時に壊した部分。それは、薄い硬めのアクリルで内側から押し付けて後は外側にコンクリートを打てばふさがる。
後はコンクリート打設、コンクリート管の底にはコンクリート打設。
パイプが入る穴をあけてパイプをつないだらコンクリート管のパイプとのつなぎ目をモルタルでふさぐ。
後は埋め戻すだけ。
コンクリート管のふたは、量販店で探してみたものの、マンホール用が多く、近い直径のものでは、8000円くらい。でも直径が足りない。だいたい520ミリくらいの直径が必要。
それで、解決策は、自分で作ることにした。
資材は、スタイロホーム。他のものは家にあったもの。鉄筋の代わりに細い鉄の杭がたくさんあったのでそれを入れることにした。一応結束。
取っ手用の穴は、スタイロホームを切り抜いたものをコンクリートを打つところに置き、重しをのせただけ。
多少の厚みの間違いはあるが、取っ手の部分はハンマーでも使えば簡単に確保できる。
もう少し段取りよくやればよかったが、なにぶん平らなところがなくプラ板などを敷いて農ポリでコンクリートを直接受けるようにした。
現在、埋め戻し前、ふたをある程度期間を長くして養生して仕上がりをよくしてふたをしてからの埋め戻しになる。家からの排水は、水がたまって排水路まで流れていた。
コンクリート管からの漏水があったが、最初のコンクリート管、セメントをそのまま投入してかき混ぜた後漏水が止まったようだ。多分底の方に隙間があったのだろう。
以前は、沈殿槽のようなものが機能していなかった。何しろ、家を建てた時たぶん爺さんの代だろうけど、ドラム缶で沈殿槽代わりに使っていたようだ。ドラム缶は腐食したが、ドラム缶の上下の骨格は完全に残っていたし、側面の一部も残存。撤去するのにカリカリしながら文句を先祖にたれながら撤去してそこにコンクリート管を立て込んだ。
トラクターを利用した。バックレーキに積んでたて込んだり、リアグレーダーで押しながらたて込んだり。
コンクリート管は重いが、たて込んだ後は人力で修正が可能だった。
道路の排水路掘削から始まり、車庫の柱を修理して、今回家の排水設備を改修。アスパラ収穫直前まで雑用が多い。
ようやく完成。
マンホールのふた。
スタイロホームからうまく剥がせた。多少のゆがみは仕方なし。
しわがあるが、農ポリがコンクリートに挟まってできたもの。ぴたりと延ばせばこんなことにはならない。農ポリはきれいにはがれるが、コンクリートに挟まったものは取れない。
後は埋め戻し。パイプとコンクリート管の接合部を先に埋めて後はグレーダーで土を押し込んだ。
マンホールは一方は低いために埋め殺し。ことが起こって中を見るには、掘ってからになる。
残りは片付けがある・・・・