草取り アスパラがつつまれた | 農業機械のブログ

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アスパラが草に包まれてしまった。

イネ科の多年草、ヨシだったかアシだったか。

 

 

蒸し暑さが抜けてきた。ようやく北海道らしい天気。

前の日は蒸し暑く、汗だく作業で夜飯を食べて1時間以内にごろりと寝たら朝まで。

 

あんなに草に包まれても強いアスパラは強く生きている。

 

アスパラの直播によるもの。発芽はだらだらと。最初に出たものは・・・20パーセントあるかな?それ以降に発芽したものと、さらに遅れて発芽したものと。

 

アスパラの直播は、発芽がそろわないために立ち遅れの株が目につく。

 

写真のアスパラは、2019年5月初旬シーダーテープ。

 

背丈の高いものは、1メートル近いが、低いものは今年発芽したものと大差がない。草で生育が抑えられるのもあるが、発芽の速さが決め手。

 

シーダーテープはコットン材質のもので伸びがなく、水につける催芽処理も可能。

 

以前生分解のシーダーテープにしていたが、発芽不良続出。最高発芽率は調べた限りで20パーセントくらい。

 

発芽処理したものは、発芽率は70パーセントを超えている。調べなくても見ただけで分かるくらい良く発芽している。しかし、直播の欠点は発芽揃いが悪いこと。それはアスパラの性質だからしょうがないと思う。

 

写真の草は、洪水のたびに増えてきた。所有する農地の大部分は、洪水になる。冠水状態。それで洪水とともに写真の草の種が流れ着いたのだろう、大繁殖。

 

そうそう、アスバラガスの場合の洪水による影響だが、1日くらいで水が引く場合、死ぬものは顕著ではないが、萌芽特性が大幅に変わるようだ。普通の萌芽時期からかなりずれこむ。1か月以上あるようだ。

 

そういうわけで洪水を食らうとアスパラの場合、収穫時に萌芽数が少なくなり、収量も減るが、遅れて萌芽するアスパラが見え始めると株数そのものは洪水による欠株になりにくいようだ。

 

水で怖いのは、水溜りがいつまでもある状態だ。それは確実にアスパラを小さくする。萎縮する。そうなったら回復はあり得ない。あきらめるしかない。湿害は、アスパラの大敵。洪水よりもおぞましい結果になる。

 

湿害と並んでおぞましい結果は、過収穫。

 

湿害と過収穫は経験済み。・・・草に負けるようなアスパラは死んでもらえればいい感じでやっているが、株数が減ってしまうために仕方なく草取りをする。