トラクターのキースイッチを押しボタン式に変更 | 農業機械のブログ

農業機械のブログ

農業関係、農作業、その他日常の記録

以前の記事でのこと

https://ameblo.jp/sudo-wireshark/entry-12568832720.html

 

キースイッチへの配線の結線を間違えていた。

 

原因は、グローシグナルとグロープラグの配線が別個なのを知らずにグローシグナルの結線を正しくやったものの、グロープラグの結線をスイッチオンの端子に結線したため、ずっとバッテリーを消費、バッテリーの過放電になって再びエンジンはかからなくなった。

 

キースイッチにつながっていた配線は、全部で7本。

 

1 黒・・・電源線・・・バッテリーからのプラス

 

2 赤・・・燃料の電磁バルブにつながる線

 

3 黒・白のライン・・・グローシグナル

 

4 黒・赤のライン・・・グロープラグ

 

5 黒・黄色のライン・・・セルモーター

 

6 細い赤・・・オルタネーター

 

7 細い緑・・・後方のライトの電源線

 

押しボタンスイッチは、普通の電気制御用のものを用いた。問題は、グロープラグにつながるものの容量に対してのものだけ。押しボタンは、10Aが容量。ちと足りないが、壊れたら別種の方法を考えるだけ。トグルスイッチのほうが容量が少し大きいようだ。

 

押しボタンは、スイッチ操作でLEDライトが点灯するタイプのものを購入した。ただし、別回路を作ってスイッチの操作に連動して点灯するようにしなければならない。

 

照光押しボタン。オルタネートタイプとモーメンタリータイプを用意した。

 

オルタネートタイプ・・・スイッチ押すとそのまま固定してオンの状態。

 

モーメンタリータイプ・・・スイッチ押すと、押している間だけオンの状態。

 

どちらもA接点のもの。スイッチ動作で回路を閉じる・通電する。

 

前回の失敗から配線チェックをやった。1本ずつ、テスターで導通を調べた。

 

前回の失敗の原因は、グロープラグのグローシグナルの配線を別個にしているのがわからなかったためだ。別個にするのがそもそもおかしいのだ。どのみち、キースイッチで接点ひとつでグローシグナルとグロープラグの両方に通電するのだから、どちらかに内部結線していればいいのだ。へんてこな配線の振り分けだ。

 

今回押しボタン式にしてグローシグナルの線は使わず、電圧計の配線に回した。

 

電圧計は、お試しで取り付けた。テスターで計測してその計測値で表示している電圧を微調整するといいだろうが、まだやっていない。写真では12ボルト出ていない。

 

 

照光押しボタンは間に合わせ的にアクリルパネルに取り付けてみたが、春先の融雪期の暖かい時期にきちんと改修作業する予定。

 

 

今日は忙しかった。雪も降ってきて除雪しなければならなくなり、除雪を急いでしまったため、全部間に合わせ的に作ってしまった。リアグレーダーは到着するし、つけて調整なども暗くなってしまった。

 

今時期は外仕事は体をあまり動かさないものは足が痛くなってしまって、冷え過ぎで・・・あんまり長時間できない。

 

以下が一応の結線図。照光のランプを別個に使いたいなら、スイッチと連動した時に点灯する回路を作れる。スイッチオンで点灯することも、スイッチオンの後別の操作で点灯するようにもできる。ただし、スイッチがオンの状態が条件。ーーーー例えば、スイッチオンで点灯しないが、夜中の作業でライトオンにしたときに点灯するようにもできる。

 

照光の電源は、照光用の端子に電源となる線を結線しなければならない。スイッチオンのときのスイッチの負荷側からとってもいいし、全く別個のスイッチの負荷側からとってもいいことになる。

 

 

 

 

キースイッチをネットで注文するとたいてい中国製のようだ。造りを見ると感心しない。

 

照光押しボタンのスイッチにしたのは、そのスイッチから照光用の電源を取れば、スイッチが壊れた時にわかるからだ。

 

キースイッチの故障をやるなら、かなり熱心にやる必要があり、部品などの面で修理よりは交換しかない。しかもキースイッチだと1か所の接点不良で全部だめになったのと同じことになる。

 

今回のトラクターのキースイッチの故障の場合、キースイッチの中のどれかの接点の不良であるのは分かるが、どのみち交換となれば、同じキースイッチじゃないと結線をどうすればよいのか不透明になる。

 

全部の配線を調べてわかれば、キースイッチの接点構造はすべてa接点だから普通のスイッチで代用がいくらでもきく。ただ、スターターとグローだけは、戻るスイッチじゃないと使いにくいから押しボタン式のスイッチにした。

 

押しボタンスイッチに代わるものにはトグルスイッチがあるから、それを使ってもよかったのであるが、スイッチ自体の照光というのは何より魅力だった。トグルスイッチにもあるらしいが、丸い光はやはりボタン式だろう。

 

本当に寒い中での配線工事はきついな。今日はマイナス10度よりも暖かかったからよかったけど、マイナス10度から30分がいいところだ。除雪で体動かす作業ならいいけど。

 

・・・・・・・・・・・去年、秋、走行中トラクターエンジン停止した時、キースイッチだとわかっていたんだが、不思議とそれ以降ちゃんと動くんだよね、そのままずるずると冬になって、さー大変・・・・・・・・・・・・・・・・