今までの経験から、低気圧が来ても3日坊主でよかった。
しかししつこい。変だなと思って世界の天気図を見たらやっと納得できた。
http://www.bioweather.net/world/wmap0.htm
冬は、ベーリング海の中心付近にどでかい低気圧が鎮座するが、それがやや南西に移動している。
夏にはちらちら低気圧がカムチャツカあたりに出ていたが、冬になって勢力を伸ばしてきた、北海道の隣まで。
その巨大な低気圧に向かって日本海から、あるいは沿海州あたりから低気圧が発達しつつオホーツクに抜けて、ベーリング海低気圧に合流。
やたらと低気圧の影響が長引いていたからおかしいと思っていたが、早い話世界的な気象の過程ではないか。
気温は高く、曇り曇り、雪、冷やかし程度の太陽光線。ここ最近ずっとこんなものだ。
昨日除雪して除雪車が来ると思っていたが来なかったな。
除雪事業の日常的な問題は、道路への雪捨てと間口の雪山だ。
除雪車は各家庭ごとの間口に関係なく雪を道路のわきに寄せる。考えようによっては、「こんなにたくさん雪を前に置くな」だろう。間口除雪はしてくれないから自分でやることになる。
間口除雪、結構しんどい。硬い雪もあり、雪を一度こねてしまうと固い。それをスコップなどで除雪する。
車を使っているなら間口は広い。間口除雪をしないと雪山が車の腹をこする。ガリガーリ。
間口除雪は家庭用除雪機の普及で楽になっただろう。庭の雪も道路わきの雪山に飛ばせばいい。そうやって道路のわきの雪山は高く高く。
除雪車は除雪しつつ、交差点である程度の雪を交差点内で処理する。だから交差点は雪山が異常に高くなる。それは街中の裏道でも同様。
そのため交差点は安全確認がとても困難になる。
雪山のふもとが交差点を「侵食する」。交差点はより狭くなる。
交差点での除雪車による処理は、単純にショベルで雪をせり上げる。そこは新たな雪捨て場になる。
塵も積もれば山となるのは北海道では日常的だ、冬の話だが。