冬の電気使用料の変化 | 農業機械のブログ

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北海道の冬は寒い。寒いことで電気使用量も増える。

主として暖房器具にかかる電気使用量だ。

電気を使わない暖房器具は以前は石炭ストーブなどだった。

それが石油ファンヒーターとかの石油ストーブにとって代わり電気使用量も増えることとなった。

FF石油ファンヒーターは、着火するときにヒーターを暖めるために600ワットクラスの電力を消費する。そのあと点火してファンを回転させる。

それで冬の電気使用量は今までの計測から言えば、1日当たり3円から多くて4円上昇する。

ファンを回す電力は、部屋が冷え切った時に30ワット以上かかるが、だいたい30ワットくらいだ。

石油ストーブのいいところは、電源のあるところなら容易にストーブで暖房できることだ。

マキや石炭の時はストーブは茶の間の一か所が普通だ。だから茶の間以外は冷え冷えするのが普通だった。暖房がなければマイナスに近い室温になる。

昔から比べたらとても快適になったものだ。

石油ではなく電気を使うストーブはよほど狭いところで補助的に使う限りのものだ。とてもではないが、電気による熱量は、石油の単価に到底かなわないし、能力不足だ。

遠赤外線のストーブの一つ、サンラメラのやつがあるが、これを使うとたった数日で電気使用量は跳ね上がった。こういうストーブではまともな暖房能力ではない。せいぜい外気温が5度くらいまでが限度だ。

電気料を安っぽく見せかけるのもそういう暖房器具メーカーの手法だ。その一つが、段階的に1KWhの単価が決まっているところで一番下の電気料金で計算するのだ。それとともに1日10時間とかの使用時間に設定している。まともな暖房にならない条件で電気料の計算値を出して消費者に買わせるのだ。

それよりも半額以下で石油ストーブが使える。極端に悪い断熱以外なら、石油ストーブさえあればかかる経費は電気ストーブよりはずっと安く済むのが普通だ。それに部屋を暖めきることもできる。

暖房は、単に空気を暖めるだけでは暖かくならない。部屋を構造的に暖めないとすぐに冷えてしまい、さらに床付近がかなり低温になる。

この部屋での計測でも、サーミスタのある30センチ付近では22度あるのに、床付近は18度くらいまでになっている。床のすぐ近くを計測したことはないが、それよりも低いのは容易に想像できる。

そういうことで電気ストーブではサンラメラのようなストーブなら条件が合えば床付近も温められるが、たいていの電気ストーブでは部屋全体を暖めるのはかなり困難だろう。と言うか、シバレの日では無理だろう。

ちなみにサンラメラのストーブを数日使っただけで1日当たりの電気料は6倍以上に跳ね上がった。

電気料の計測はサンワサプライのワットモニターを使用した。1500ワットまでの制限のある奴だが、北電が電気料を値上げしても単価をすぐに変更できるので1日当たりの電気料がすぐにわかる。

一部屋分の電力計測なら、ワットモニターで十分足りるはずだ。

ついでに言っておけば、標準的な大きさの掃除機とFFストーブのヒーター電力とはほぼ同じ。取扱説明書に書いてある電力数は間違っていない。

意外な電力は、パソコンの充電時の電力だろう。パソコンの電池劣化を防ぐために頻繁にリチウム電池駆動していると、その充電に結構電力を使うために結果的に1日当たりの電力は電池駆動しないときよりも跳ね上がる。極端ではないがそれなりに跳ね上がる。