耕しながらシーダー播種 | 農業機械のブログ

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機械としては、播種機。でも実質的にはロータリーヒッチ播種機、アッパーローター播種機か。

アスパラの作付はシーダーテープをロータリー掛けしながら播種した。のちにアッパーローターで。

ロータリーの後ろにシーダーを取り付け。さらにマルチャーを取り付け。マルチングしながらシーダー播種。

生分解のマルチを使ったがよくなかった。

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多分、60日仕様の分解マルチ。だが、40日くらいで地際部分から融けてしまった。

露地に比べてマルチの下は暖かく雑草も大変元気だった。雑草種子の多い畑ではこの手のマルチは余計な手間と経費が掛かる。アスパラよりもかなり早くから雑草が生育する。

露地で直播でのアスパラの発芽はだいたい6月中旬だ。年によっては7月初旬にずれ込む。つまり、アスパラの播種限界を超えてしまうから、次の年の播種とあまり変わらない。ちょっとはいいくらいになる。

初年度の雑草戦争に負けてしまうとか怠けるとかなり不利になるのはよくわかっている。死なないから不思議な植物だ。

洪水で水没しても生き残るし、乾燥にはかなり強いし、寒さにも暑さにも強い。雑草並の強さがあるものの雑草には一目置く。

生分解マルチが余計なものと言うことでマルチャーを取り外し、シーダーだけ取り付けた。

ロータリーでもアッパーローターでも耕しながら播種できる。特にアッパーローターは播種床を作るのに適している。直播には最適な機械だと言える。

 

 

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本来ロータリーなどのヒッチは、それ用の機種を買うものなんだが、あとでも取り付けられるようになっている。ただ、7万円くらいだとか。

それなら自分で作るに限る。

写真のようなものでも十分やれる。ただ、マルチャーに使っていたものを流用している。ヒッチそのものは角パイプ。

問題となるのは角度調整する金具。

ロータリーなどの取り付け部分でのヒッチそのものの角度調整のほかに、シーダー取付部分の角度調整が必要となる。

二重に角度調整するわけだが、このほかにロータリーなどの本体の角度調整も絡んでくる。

耕してからシーダーだけ取り付ける金具でトラクターを走らせるだけでシーダーテープで播種もやった。その場合、かなり早く播種できる。あっという間に終わってしまう感じだ。

面倒なのは他のやり方でも共通だが、テープを切る作業とテープを固定する作業のためトラクターを降りなければならないことだ。

手元作業者を同乗させればもっと早くできる。

トラクターの乗り降りが多いのはよろしくない。車と違ってトラクターの乗り降りは脚の負担が大きいというか、中途半端な高さで下手な降り方をやって足をけがする。

そんなこと最初はあほかと思ったが、乗り降り回数が増えると油断しやすくなるのだ。