アスバラガス 潅水 | 農業機械のブログ

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ようやく第1回目の灌水が終了した。今年は全列に注水した。
 

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一つの農地だが、場所によって排水性が異なる。主因は土壌の違いだ。
土壌については地域全体の耕地図に土壌分布図が配布されていて、自分の土地の土壌について知ることができるようになっている。

写真の灌水は、排水性がやや悪いところのもの。同じ時間で同じような水量でこのように満杯になる。

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上記写真より少し離れているが、このようにあふれて枕地まで水浸しになる。
気にすることはない、この程度。

アスバラガス栽培では、特に夏秋専用の作型では、土壌水分が一般野菜よりも高め位置を維持する必要がある。そんな理想を実現するのは敷き草しかない。

しかし、収穫まで、収穫中、雨が土壌水分を高めに維持するように降ってくれれば楽なことだ。洪水にならなければ雨はいくらでも降っていいのだ。

雨で問題と言えば、長靴に付着する土だ。畦間は作業通路で収穫時に歩くから草が多いほど雨でも長靴に土が付着せずに楽に歩ける。草が頼りないと土が付着して倍くらい疲れる。

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草、6月にアッパーかけたものだから頼りない。いつもの年は5月にやって6月にはやらない。

6月に結構雨が多かったが、それ以降雨がなかった。草の生育!?も今一つ。草が収穫時の頼りなのだ。

以前、収穫直前に耕したことがあった。きつかったな、3倍くらい疲れた。あともう少しのところで収穫を取りやめた。土が付着すると最初は気にならないがそのうち靴の周りに付着したままになる。そうなったらもう大変だ。その土、結構落ちにくい。

上農は草を見ずして草を取り、

中農は草を見てから草を取り、

下農は草を見ても草を取らない。

草は生やして使えば楽だ。使えるなら・・・・

草にロータリーモアを買ったのは正解だった。畦間はアスパラが倒伏しなければトラクターで楽々作業できる。倒伏していても草と一緒に刈ってしまったが。

暑い中のギシギシ相手は疲れるな。

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ギシギシ、だれが名付けたか、こいつら相手にしていると腹が立って葉がギシギシするからか?たまには役に立て!ということで株間にマルチした。

ギシギシ、花も葉もどこも見どころがない草。秋になれば、種がぽろぽろ落ちやすく、靴に入るとうっとうしい。

ギシギシは根でも種子でも繁殖する。大株になるとさすがに株周りの雑草がなくなる。ギシギシの根っこ、なんかごぼうに似ていたような、ギシギシの根っこは土にへばりつくように頑丈に根を張っている。直根だと雨降り後にやれば、うまく抜けることがあるが。

畑のエイリアンだ。