潅水のための溝掘り | 農業機械のブログ

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膝のけがで作業が停滞したがようやく溝掘り開始。
 

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30センチまで掘らないでややあげることにした。このほうが水たまりも早いはず。

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前に掘ったところを通っていると思ったが、微妙にずれているところがあった。そこはやはり固い。振動がすごい。

両側の排土が飛ばないようにするゴムカバーがあるが、飛ぶようにした。

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土は乾ききっている。6月の長雨がエゾ梅雨のように言っていたが、あれからずっと雨がない。

夏秋専用のアスバラガスは、5月から収穫までの土壌水分が決め手になる。雨が少ないと萌芽が発生しない。そこで雨不足を常に考えて用水路からの灌水で保険をかけておくのだ。

潅水が効けば、7月下旬にかけて萌芽開始する。

雨がそれなりに降れば、潅水は必要ない。多分、1回当たり40mmが月に2回あれば安泰だ。

立茎の場合、土壌水分を一般野菜の必要量よりも高めに維持するのが必要になる。しかし、そんな方法は敷き草じゃなきゃ無理だ。フィルムだと水分上昇で上根になり、ろくなものじゃないし、紙は土壌水分の維持には不向きだ。紙マルチのことだ。

ワラは敷材には使えない。菌類の関係だそうだ。アスパラの大敵の菌類。

畦間も一般栽培よりずっと広い。しかし、燕麦を敷材にしようと畦間に作って刈り、やってみたが全然足りない。少なくとも片側だけで3倍の畦間の幅が必要だと思われる。

とはいえ、この圃場、洪水で冠水する場所。敷材を使った時、浮き上がって大変だった。

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写真は敷材を使っていないが、敷材があればちゃんと浮いている。流れがあれば移動する。

ちなみに、この写真の時は収穫中だったが、水が引いて10日くらいは茎の異常があった。硬くなるのだ。立茎している茎のように。