アスバラガス夏秋専用立茎栽培 | 農業機械のブログ

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アスバラガス夏秋専用立茎栽培

この栽培様式は普及していない。分厚い参考書を見てもわずかに記述があるだけで、大部分の資料は春・夏秋の二季立茎栽培の夏秋部分から取ってきている。
そのため、次のような記述とは違ったものになるのが実際。

収穫量の「ピークらしいピークがない」

これは間違いだ。ちゃんとピークらしいものが必ずやってくる。しかも年によって、おそらくは肥培管理によって、違ってくる。

だいたいお盆の前中後。かなりずれがある。ただ、春先の収穫量のピークよりはゆるい。

とにかく、この栽培方式は5月から7月にかけての雨の量が重要。この種の栽培様式では、参考書にもあるように潅水が必須。収穫の時だけじゃないのだ、潅水の必要性は。

そこで用水路から水を灌水。

先は200メートルほど。

 

潅水

用水路→蛇腹→6インチタケノコ→6インチサニーホース
これで流し込む。
蛇腹は6インチタケノコが叩き込んで入る程度の内径。

一度に全部やれないから、収穫が始まるとまだらに収穫の多くなる列ができる。しかし、雨が本格的に降り、雨が効き始めるとだいたい収穫量が均平化される。

以前、株際に溝に、水を流し込んだが、これは茎異常=茎割れになりやすかった。それで畝の真ん中に溝。これだとかなり流し込んでもびくともしない。水を止めれば4時間くらいでほぼなくなる。

暗渠さえ効いていれば、硬盤を深耕性の燕麦などで根を通せば排水性に問題なくなる。