部品の大部分は「配管ドットコム」から仕入れた。アッパーホースの接続部品には、水温計取付用のアタッチメントを使用した。ねじの規格は1/8インチだ。
バルブは両側に取り付けた。
バルブについてはマリン関係のショップで購入した。本来は、両方ともエンジンの穴に直接ねじ込めるらしいが、トラクターの場合は合わないと考えたほうがいいかもしれない。
トラクターからの温水引き出しでは、エルボなども必要になるかもしれない。もともとヒーターのついていないものは、ヒーターを取り付けるように便利にはなっていない。
実質1/8インチでも、貧弱なキャビン内でもヒーターの効果はかなりある。夏の服装でも汗ばむくらいだ。
考えてみれば、小さなラジエタが運転席にあるということ。
実際での暖房は、ヒーター配管一式が増えた分、エンジンは冷えやすいということ。負荷の少ないトラクター作業では、水温計は50度を示していた。このくらいの水温になると風はなまぬるくなっていた。
水温計のセンサーはもともとの部分だから、ヒーターを取り付ける前に比べてこんなに水温が下がるのは意外だ。
ロータリー程度の負荷だと、水温に問題はない。ただ、ヒーター取付前よりは水温は確実に下がる。
ヒーター取付前・・・90度から98度程度。
ヒーター取付後・・・70度から85度程度。