オススメ3Dブルーレイ㊵は、ブック・オブ・ライフ〜マノロの数奇な冒険です。
2014年に海外で公開された映画ですが、日本ではビデオスルーされ2015年に発売されたようなので、おそらく知名度がかなり低い映画だと思います。
この映画の3Dブルーレイは生産終了が早かったのかプレミアが付いていてなかなか入手困難ですが、なぜかドイツ版だけはまだ新品で入手可能ですね。
さすが3D大国ドイツといったところでしょうか?
廃盤となっていたオーストラリア版のジュラシックワールドドミニオン3D、ミニオンズフィーバー3D、バッドガイズ3Dもドイツで再販が決定したようですし、詐欺3Dブルーレイばかりじゃないですね(⌒-⌒; )
Book of Life。劇中のタイトルは英語で共通です。
物語は、とある博物館を、
悪ガキ5人組が社会科見学?で訪れたところから始まります。
彼らの言動を見たツアーガイドのメアリーは、
正規の入口ではなく、
違った角度から見なければわからない、秘密の入口から中へ案内します。
そこはメキシコの様々な秘宝が集められた部屋で、
部屋の奥には、人々の人生が書き記された生命の書と、
登場人物をかたどった人形があり、
メアリーはその本の中から「マノロとマリア、ホアキンの物語」を語りだしました。
本にズームインして、ここから劇中劇が始まります。
左からマノロ、マリア、ホアキンは同じ街に住む幼なじみ。
この日は死者が蘇る「死者の日」で、3人が住む町でも死んだ人を迎えるパーティーが催されていました。
死者の日は日本でいうと、お盆とハロウィンがくっついたみたいなものですかね?
しかし、あの世から来ていたのは先祖たちだけでなく、
死者の世界の神ムエルテ(左)とシバルバも現世にやってきていました。
ムエルテは毎日がお祭りのような「記憶の国」を管轄していますが、誰からも忘れられたものの魂が行き着く「忘れられた国」を管轄しているシバルバは、ムエルテが羨ましくて仕方がありません。
そこでシバルバは、お互いの管轄する国の交換をムエルテに提案し、マリアがマロノとホアキンどちらと結婚するかの賭けをします。
老婆に化けたムエルテは、無償の愛を誰にでも示すマロノに賭け、
老人に化けたシバルバは欲の強いホアキンに賭け、こともあろうか着けていると無敵になる「魔法のバッジ」を授けます。
その後、マリアはスペインに留学が決まってしまい、2人と別れてしまいますが、
マリアはマロノに「いつも心で歌って」というメッセージの入ったギターをプレゼントします。
それから月日が流れ……。
マロノは一族代々の職業である闘牛士へ、ホアキンは亡き父と同じ保安官へと立派に成長しました。
ホアキンはこっそりあの無敵のバッジを使うことで数々の手柄を立てましたが、
一方のマノロは本当はマリアッチになりたくて、牛を殺すことさえできません。
そしていよいよ、マリアが帰ってきました。
美しい女性となってスペイン留学から帰ってきたマリアを巡り、ホアキンとマロノはお互い想いを伝えます。
しかし、町を強盗団の手から守るためには、向かうところ負けなしの強さを誇るホアキンの力が必要なことから、マリアは父にホアキンと結婚するよう説得されてしまいます。
物語の途中で、ちょくちょく生命の書の前で語られてるシーンに戻るのも面白く、物語中の疑問や彼らに対する想いを悪ガキたちが代弁してくれるのもいい演出ですね。
そしてこの映画、3D感もさることながら、映像がとても綺麗で、引きのシーンは画角いっぱい思いっきり引くなどアングルにもとても気を使っています。
ムエルテとシバルバの賭けの行方はどうなるのか?
マリアとマロノ、ホアキンのその後は?
この先は実際に映画を観てみてください。
ブック・オブ・ライフ〜マノロの数奇な冒険
文章で書くとお堅い感じがしますが、それらをごく自然に、わかりやすく訴えるストーリーなので、この映画は2D版でもいいので小学生くらいのお子さまがいる方は一緒に見てもらいたいですね。
同じく死者の日を扱った「リメンバー・ミー」と比べると、話の奥行き感はちょっと物足りない気がしますが面白かったです。
一族に強制される運命に主人公が反発するなどリメンバー・ミーと似た要素がありますが、死者の日と家族愛をテーマに物語を作るとこんな感じになっちゃうのは仕方ないんですかね?
3D感は申し分ナシ!(•̀ᴗ•́)و ̑̑ぐっ
劇中劇は木製の人形が動いているようなCGなのですが、とても自然な3D感がありS級です! ( • ̀ω•́ )✧
ほんとなぜこうも出来の良い3Dブルーレイが日本版で発売されていないのか不思議でなりません。
残念ながら日本で3Dブルーレイを探しても、もうプレミア価格のものしかないですね。
ドイツ版なら海外からでも新品送料込み4,000円ちょい(ついで買いなら本体は2,000円弱)くらいで買えるので、そちらを探してみるとよいでしょう。
日本語音声との誤差は-2,000でした。
その他のオススメ3Dブルーレイはこちらをどうぞ。