オススメ3Dブルーレイその㊸です。



今回紹介するのは、アメリカでは2009年にアバターより先に公開されたストップモーション3D映画である、




コララインとボタンの魔女!(๑˃̶͈̀o˂̶͈́๑)




日本公開は2010年ですが、残念ながら日本版ブルーレイはアナグリフ方式の赤青メガネ版しか出ておりません(;´д`)


以前レビューを書いたファイナル・デッド・サーキットや戦慄迷宮3D(こちらはDVD)もですが、3Dテレビ普及前だったこともあり、この頃公開された映画のブルーレイはBluray3Dではなくアナグリフ収録のものが多かったんですよね……。




ですが、このコララインとボタンの魔女も、





ファイナル・デッド・サーキット同様、海外版はBluray 3D版が出ているんですよね。

これ、なんで日本版はBluray 3D版を出さなかったのでしょうか?



同じスタジオLAIKAの映画では、パラノーマンは日本版も3Dブルーレイが発売されています。


パラノーマンのレビューは過去に書いたつもりでしたがなかった……。

パラノーマンも出来の良い3Dブルーレイなので、近々スタジオLAIKAの他の作品も含めレビューをアップしようと思います。





それではコララインの紹介を。

ネタバレは少なめですが多少あるので、観る予定がある人はそっ閉じ推奨です。


3Dブルーレイとしての出来はどうなのかだけを知りたい人は、後半に評価を書いているのでそこまで読み飛ばしてください。





オープニングは初見では???な感じですが、話が進んでいくとこれがどういうシーンだったのかわかるようになります。





田舎にある1軒家を3つに分割したアパート「ピンクパレス」に引っ越してきたコラライン一家。


コララインが暇潰しに近所を探索しているときに、





近所に住む同い年の男の子ワイビーと知り合います。


実はワイビーは、コララインが住む「ピンクパレス」の大家の孫で、「おばあちゃんは子どもがいる人にはあの家を貸さない」と言っていたのになぜ貸したのか不思議がります。





引っ越しで友達と離れて暇なコララインは、遊んで欲しくてママに絡みますが、仕事が忙しいママは相手にしてくれません。


そんなときに、





ワイビーのおばあちゃんから、コララインそっくりな人形が届きます。





人形遊びするような歳でもないのに……と言いつつも、人形を気に入ったコララインはパパの元へ向かいます。





しかしパパも仕事が忙しいので、コララインに家の中の窓の数や物を調べるよう言いつけます。


あちこちの部屋の探索をはじめたコララインは、





壁紙に埋まった小さな扉を見つけます。





扉を開けたらもううるさくしないことを条件に、鍵を探してきたママがカッターで壁紙を切りドアを開けると、





そこはレンガで潰された壁だけ……。

家を3分割したときに埋めたんだろうと言い残し、ママは仕事へ戻って行きました。



しかしその夜、





扉から飛び出てきたトビネズミのあとを追いかけてドアを開けると、そこはレンガの壁ではなく不思議なトンネルがのびていました。


ここまではあまり3D感を感じないのですが、トビネズミが飛び出してきたのが合図かのように、ここから急激に3D感が強くなっていきます!





トンネルを抜けた先は、さっきと同じ部屋???



と思いましたが、そこは、





目がボタンになった別のママや別のパパが住む、もうひとつの別世界でした!(゚Д゚#)





現実と違い、美味しい食事が出てきて、優しく接してくれるママとパパ。

コララインはすっかりこちらの世界が気に入ってしまいます。



目が覚めると元の世界に戻っていましたが、





元の世界は退屈でつまらないんですよね。


夢の話を誰かにしたいコララインは、





ピンクパレスの地下に住む、元女優のミススピンクとミスフォーシブルに話そうとして会いに行きましたが、なにやら言動がおかしな2人を見てすぐにおいとまします。





上の階のボビンスキーさんもちょっと変わった住人で、トビネズミを使ったサーカスをしようとしていましたが、当然うまくいかず……。




とっつきにくい他の住人たちですが、小さなドアを抜けた先にある別世界では、





別のボビンスキーさんがトビネズミのサーカスを開催しており、





コララインはとにかく楽しくて仕方ありません。





夢のように楽しい別世界ですが、





そんなに楽しいことが長く続くはずはなく……。







あまりネタバレしたくないのでかなり端折りましたが、この映画の評価を。




コララインとボタンの魔女

3D感:S
ストーリー:A
オススメ:S
とにかくスゴい3D映画です!
最初のうちは自然すぎるのとあまり効果的な3D要素がないので立体感が低いのですが、別世界へ行くあたりからとにかくスゴい3D感を味わえます。
CGアニメ映画ではなく、人形を使ったストップモーションアニメ映画だからこその、現実的な立体感がかもしだす独特な描写はなかなか味わえません。

ストーリーも子どもから大人までわかりやすく楽しめ、テンポのよい展開で飽きずに観られます。
主役のコララインの声優は榮倉奈々がやっているのですが、他のプロの声優と比べても全然負けていませんね!
黒猫役の劇団ひとりが唯一微妙といえば微妙でしたが、まぁ……というところでしょうか?



同じディスク内に、





メイキングも入っています。





ストップモーションなので、手作業で微妙に動かしてはひとコマひとコマ撮影を繰り返していきます。

まさに気の遠くなるような作業ですね……(゚Д゚#)




こちらのコララインとボタンの魔女の海外版ですが、日本のAmazonでも売られています。




あってもコレクター商品扱いでお高いことが多いですが……(ー ー;)


海外サイトで探したほうが安いのがありますが、送料が高いのがネックですね〜。

ちなみにBlu-ray 3D版はパッケージに「3D」と入っています。「3-D」という表記のものは赤青メガネ付きのアナグリフ版なので間違って買わないようにしましょう。

日本版との誤差は-1100くらいでした。




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