前回の続きです。



前回はこちら



入渓してまだ30分くらいの場所ですが、突然横入りされてしまいました。


渓流釣りには暗黙のルールがあって、先行者優先の法則(先に釣り人がいたら最低限その人が見えない場所まで移動して入渓する)というのがあります。

が、たまにそういうのを無視して入ってくる人もいるんですよね……(-_-;)



そして中には、釣りをしているところに近づくどころか見ているだけでも、



「こっち来んな、ぶっ殺すぞ!」



と大声でわめく狂人まで存在します。

これ、都市伝説ではなく本当の話ですからね。


最後にブッ殺おじさんを見たのは、数年前の道志川だったっけ? 北関東の渓流含め今まで3人遭遇しています(もちろん全員別人です)。

全国どこでも出没する迷惑な釣り人ですね。




こういう人の何が怖いって、中には本当にヤバい人がいるんですよ。

前に友人から聞きましたが、某県では海釣りの場所取りを巡って、殺人事件が起きたことがあるそうです。怖い怖い((;゚Д゚)ガクガクブルブル



ちなみに渓流の釣り上がり、釣り下がりについては、一般には渓流は釣り上がるものと言われていますが、別にどっちでもいいと思います。

だって、釣り上がろうが釣り下がろうが、先行者が通ったあとになることには変わりないですからね。





さっき上がって行った人が、恐怖の「ブッ殺おじさん」だったら嫌だなぁ……と思い、抜く直前に恐る恐るおはようございますと声をかけると、気さくなおじさんで、特に悪気なく横入りしたようでした(というか渓流歴20年と言っていたので完全に確信犯ですね)。


どうですか?と聞いてみると、ここが今日2箇所目の入渓ポイントらしいのですが、どこにも魚の姿が見えないらしい。

なんでも毎年解禁日に釣りに来ているそうですが、ここ数年年々放流魚の数が減っていると言っていました。


少し話をして、先に行かせてもらいますと断りを入れ進み、ちょっと先から釣りを再開しましたが、皆さんは間違っても横入りしないようにしましょうね。

まぁ普通はしないでしょうけど。





しかしその先も、魚影は全くナシ……(; ̄ェ ̄)

浅い場所はともかく、





淵の中にも魚の姿は一切ありません。


いやぁ、毎年だいたい解禁日から数日後に来ていますが、ここまで魚がいなかったことはないですね。





本日の水量計。

微妙にチョロっと水が落ちていますが、この時期らしい渇水です。




キリのよい場所まできたので一度脱渓して戻り、車を移動させてから続きを再開しましたが、





初期に放流魚が溜まるポイントは、どこもすっからかん……。


近づいてみましたが、本当に1匹も残っていないんですよ。これは先行者うんぬんだけではない感じですね。





その先、竿抜けしていそうな場所でキャッチ。

小さいので一瞬天然かと思いましたが(測ってみたら14cm)、これって放流だよねぇ?


実は何度かスピナーを巻いている途中に、反転バイトしたけどフッキングしなかった?という妙な反射が見えたのですが、まさか今年の放流魚ってこんな小さいのばかり?





すぐ先の同じようなポイントでも、さっきと同じくらいのチビヤマメがヒットしました。

あぁ、やっぱりこれは間違いなく放流魚ですね(秋山川に限りますが、長く通っているので放流魚か天然魚か見分けがつきます)。


もしかしたら今年は放流魚のサイズが小さいのかもしれません。





堰堤は相も変わらず反応ナシ。





その先も魚が全然いませーん!

もしかして、解禁日朝が雪の予報だったから、放流延期したんでしょうか?(A゚∇゚)ハテッ?



横にある駐車ポイントに車が停まっていたので、すぐ先にある昨年放流魚が溜まっていたポイントまでやって脱渓することにしました。

去年はスレたヤマメが数匹いて、スカリゴーストで粘って釣れたんですよね。


ポイントへ到着し、ダメ元でARスピナーを遠投すると、





なんと一投目でヒット!

あれ? 駐車していた先行者はここやらなかったんでしょうか。ラッキー♪


こりゃまだ魚が残ってるかな?と期待しましたが、その後はチェイスすらありません。

ポイントに近づいて見てみると、ここもすっからかん!((((;゚Д゚))))



このまま先のポイントをやっても先行者が入った直後でしょうから、車に戻って少し大きく移動することにしました。




つづく