オススメ3Dブルーレイその㉟です。



今まで紹介してきた通しナンバーだと㉞番目なのですが、



アバター4Kリマスター3Dブルーレイのレビュー



が実質㉞にあたるので、今回は㉟になります。





ここところオススメ???な感じの3Dブルーレイのレビューを続けてしてきたので、今回は気分を変えてちょっと変わった3D映画を紹介します。






それがこちら。








さらば、愛の言葉よ




フランス映画界の巨匠、ジャン=リュック・ゴダールの3D映画です!




ええっとですね、フランス映画ってあのテンポが合わなくて、観てもだいたい途中で寝ちゃうんですよ( ̄▽ ̄;)







でも、






3Dなら全部見れるハズ!(゚Д゚)クワッ






という、まさに、









この企画にピッタリだった3Dブルーレイなんですよねw


さすがにゴダールの映画をクソ映画とか言ったら「タヒね」とかコメント書かれそうなので、企画には入れませんでした。





この3Dブルーレイがまたとんでもない作品なので、今後見る予定がある人はここまでにしておいてください。





開始早々、画面に文字が出てきますが、





文字の上に文字を置く?w


白文字が2Dで、赤文字は3Dです。洒落がきいてますね(⌒-⌒; )





立体感はかなり強め。

2D→3D変換ではなく、これは間違いなく3Dカメラでの撮影でしょう。


ただ、ちょっと視差が強いので、





スクリーンサイズをホームシアターに下げました。


最初、画質悪いけどこんなもんか〜と思いましたが、ここはわざと解像度を下げていたシーンでした。





通常シーンはくっきりハッキリ画質で立体感あります。

いやぁ、いいですね。これぞ3D映画ですよ!

(写真じゃ全くわからないと思いますが……)



この映画ですが、半分は、





完全にアート作品ですね。

彩度を変えたり、わざと解像度を下げたり、ほかにも普通の映画じゃ絶対やらないことをガンガンやっています。





ストーリーは、哲学や戦争の話を織り交ぜたなんか小難しい話なので、



ちょっと何言ってるかわからない



のですが、





ここなんか、わざと視差を極端におかしくしていて、酔っぱらったり眩暈がしているようなクラクラした感覚を表現しています。





バストショットと背景がこれくらいの距離のときは、手前にピンが来てかつ立体に映しているので背景の視差が思いっきりズレます。


カメラの特性をわかった上でわざとやっているっぽいですが、これはさすがに見ていてキツい(*_*)





しかし、対象物との距離があるこういう場面や背景を気にしなくていいシーンは、バッチリすぎるほど3Dです( *• ̀ω•́ )b グッ☆



しかし、ゴダールの3D映画はそれだけじゃ終わりません!





写真で見るとわからないですが、このシーン、左目はこのままなのに右目の映像だけがずずずっと、




右へパンして行くんですよ!(  ゚ ▽ ゚ ;)エッ!! 




3D映画はかなりの数を見ているほうだと思いますが、こんな映像初めてです(゚ω゚)


驚いて声が出ちゃいました。

でも、すごいですが多用しちゃダメなやつですね。





PVでおなじみのこのシーンも、普通の映像や写真だと平面でしかありませんが、3D視聴だとそこに格子があって奥から掴んでいる立体感がスゴい(°∀°)b





ここの、船が引き波を立てて進んでいくシーンも圧巻。

まるで、VRのゲームの中にいるくらいの3D感ですよ!( *• ̀ω•́ )b グッ☆




残念なのは字幕が邪魔だという点。

もちろん字幕がないと内容が全くわからないのですが、





こんな感じで飛び出しているもの(犬の鼻は3D視聴だとかなりこっちに飛び出しています)に字幕がかかっていると、ものすごい違和感が出てしまうんですよ(ー ー;)





こちらも変わらず鼻が飛び出していますが、飛び出した場所と字幕がズレていれば問題ありません。


とはいえ、やはり字幕は邪魔ですね。

吹き替えがあったら最高だったのですが……。フランス映画じゃないよねぇ。





雨の夜に車を運転しているシーンも撮り方とエフェクトのかけ方が独特なため、幻想的を飛び越えて酔っ払ったかドラッグを使っている状態のようなおかしな見え方をします。


3Dに慣れていない人は、ここはちょっと気持ち悪くなるかも……。





時々画面が真っ暗になることがありますが、右目にだけピンホールが見えたり、遊び心は抜群です。





映像の綺麗さも、ゴダールならではといったところでしょうか。





いや〜素晴らしい。





カメラのクレーンの影が映り込んでいるのに、気にせず使っているのか編集で気づいたけどそこまま使用したのか?





ボートで陸から離れていくシーンも、少しずつ向こうへ行く距離感がわかるほど素晴らしい3Dでした。





いや〜、3Dはスゴいです。

見ようによっては、映像かぶれした素人監督が撮った3D映像を並べただけの映画に見えなくもないですが、商業映画でこれをやっちゃうなんて普通はできませんよ。



作中のお話は、旦那から逃げた女性の愛の逃避行?なのでしょうか? 小難しい話を混ぜていますが、よくある男女の話だと思います。


ところどころ入っているシーンが現実なのか妄想なのかわからなかったりするのも、間間に挟み込まれている独特な3D映像のせいなんでしょうか。






まぁ、ぶっちゃけて言えば、3Dでなければ途中で再生を止めてしまっていたと思いますが、3Dで見ているとスクリーンへ引き込まれてしまうのが体感できるほどでした。






って、








このまんまですね(^◇^;)


でも本当にこれでしか体験できない3D効果があるので、3D映画が好きならこの映画は一度観ておいて損はないと思います。




2Dで観てこの映画が好きだという人にも、機会があればぜひ3Dで視聴してほしいです。


というか、3Dでなければこの作品の本当の良さはわからないと言っても過言ではないほどの3D効果でした(•̀ᴗ•́)و ̑̑ぐっ