前回に引き続き、Panasonic TH-55MZ2500マイクロレンズ有機EL4Kテレビの話の続きです。


このテレビの情報を求めて検索してくる方もいるようなので、購入から数日使った感想を書いてみようと思います。


※以前のテレビ

パナソニックTH-P50VT2(プラズマテレビ)

2010年発売

この頃のテレビを使っていて買い替えを考えている方の参考になればと思います。




  地上波デジタルの画質は?

地上波デジタル(地デジ)は映像の解像度が1,440×1,080なので、別に4KでなくてもFHDテレビなら問題なく綺麗に見れます。

が、4Kテレビに内蔵されたエンジンがアップコンバートした画質は想像以上に高精細でした(゚Д゚#)


地デジ化したときに、「地デジメイク」という言葉が流行りましたが、当時は言うほど肌がクッキリ見えるとは思っていなかったんですよね。

ですがアップコンバートされた映像は、生の解像度ではないですが、4Kと解像度に余裕があるからか肌の細かいところまでクッキリ見えました。


AIによる画質変換と、マイクロレンズがもたらす高輝度でさらにそう見えるのかもしれません。




  4KUHDブルーレイの画質は?

これは前回書きましたが、全くの別物ですね。FHDとの比較をわかりやすく言えば、猫とライオンくらいの差があります(^^;;





古い映画でも、4KリマスターUHDブルーレイなら高画質で観られます。

ここまで綺麗なら、欲を言えば65インチが欲しかった……。


さらに詳しい感想はこちらの書いています。





  リモコンと周辺機器連動が凄い!

いつ頃からなのかはわかりませんが、今のリモコンはスゴいですね、なんと、





Amazonプライム・ビデオやYouTubeなどのボタンも付いていて、ワンボタンで視聴が可能です(  ゚ ▽ ゚ ;)エッ!! 

もちろん登録していないと見れませんが、FireStickとか要らないんですね。


あと、うちはレコーダーをHDMI2からAVアンプ経由で繋いでいるのですが、入力をHDMI2に切り替えると自動的にレコーダーとAVアンプの電源が入ります。

レコーダーの連動は前のテレビでもできましたが、eARC対応なのでAVアンプも連動するんですね。もちろんテレビの電源を切ると周辺機器の電源は全てオフになります。


さらにテレビリモコンでレコーダーの再生や早送りができ、テレビリモコンのボリュームボタンを押すとAVアンプのボリュームを変えることができます。

なので、基本的にテレビリモコンがあれば済んでしまいます(•̀ᴗ•́)و ̑̑ぐっ


これらも今では当たり前の機能なんでしょうけど、10年以上前のテレビを使っていた身としてはとても驚きました。



  アトモス対応スピーカー搭載!

MZ2500はドルビーアトモスの対応したスピーカーを搭載しています。

ドルビーアトモスとは、従来の前後左右からの音を再現したサラウンドに上方向の広がりも加えたもので、音響が360度の立体音響になります。





テレビのパネル後ろセンターにはイネーブルドスピーカー(上向のスピーカー)が付いています。

サウンドバーなどを買わなくても映画などを迫力のある音で聴けるので、予算をその分テレビに回せるのはいいですね。


うちは映画を観るときはAVアンプのスピーカーから出るアトモスで聴くのであまり必要ありませんが、テレビを見るときは前より音が良く聴こえています。



※追記




スピーカーの視聴位置を測定するSpaceTrue設定をして聴いてみたら、もの凄く音響が良くなりました。

部屋のサイズや形によると思いますが、うちのように背面上部にキャットウォークを付けているような特殊な部屋では、まるで別物というくらい音が変わりますね。

これなら確かにサウンドバーはいらないです(•̀ᴗ•́)و ̑̑ぐっ


部屋の反響をリモコンに内蔵したマイクで拾い測定してくれるので、ワンボタンで設定が終わります。

これは購入したら、必ずやっておいたほうがいいですね。


【Space True設定の仕方】

リモコン中央の「メニュー」ボタンを押す<設定<音声設定<Space True設定

※大きな音が出るので、日中に行いましょう。




  HDMIケーブルは買い替えが必要?

うちは前に使っていたテレビが古かったため、繋げていたHDMIケーブルも規格が古かった……。


このままでは1〜3まであるMZ2500のHDMIモードが最低の1しか選べないため、レコーダーからの4K映像伝送に関わる2本のケーブルだけウルトラハイスピードに交換しました。





MZ2500のマニュアルからHDMIのモードごとの対応信号を転載しておきます。


HDMIケーブルは、モード1がハイスピード、モード2がプレミアムハイスピード、モード3がウルトラハイスピードですね。





うちの場合、現状は18Gbpsのプレミアムハイスピードのケーブルがあればいいのですが、周辺機器を取りまとめているAVアンプRX-A4AがHDMI2.1に対応しているので、将来的なことも見据えてモード3に対応できるウルトラハイスピードを購入しました。



参考までにPanasonic DMR-UBZ2060のマニュアルから、4K出力設定の伝送速度と出力可能なフレームレート・カラースペース・ビットレートの表を転載いたします。



4KUHDブルーレイを見るなら、プレミアムハイスピード以上にしたいところです。



ウルトラハイスピードのHDMIケーブルは高いですが、2mであれば、



オーム電機のこのケーブルが激安でした。映りも特に問題ありません。




  画面への周囲の映り込みは?

これが気になる人も多いと思うのですが、前に使っていたプラズマテレビTH-P50VT2と比べるとほとんど気にならないレベルです。





うちのリビングで夜間どれくらい映り込むのか撮影してみました。





テレビから約2.5m離れた位置から撮影です。


オレンジ色で発色がとても良いTシャツを着ているので少し目立って映り込んでいますが、それ以外周囲で気になるのはキッチンの食器棚に映り込んだシーリングライトの反射と水色のソファーカバーくらい?





少し角度をつけて撮影。





もう少し角度を。





ここまでくるとかなり映り込みます。


部屋のサイズや壁の色などによっても変わると思いますが、正面からの反射がいかに気にならないか参考になるでしょうか?





映像が映っていれば、正面でも全然気になりません。





この角度でもまだ平気ですね。





ここまでくると反射が気になりますが、そもそもこの角度ではテレビを見ないでしょうから問題ありませんね。




  購入して満足度は?

はい、これに関しては120点ですね。

映りや機能など大満足しています。

もっと早く4Kテレビにしていればよかったと思いましたが、今年マイクロレンズのMZ2500が出たのは本当にいいタイミングでした。


テレビはどんどん新しい技術が出てくるのでなかなか買い換えのタイミングが難しいので、買い換えるなら新技術であるマイクロレンズ有機ELが投入された今がオススメだと思います!(•̀ᴗ•́)و ̑̑ぐっ


うちはプラズマ50インチからMZ2500の55インチへの買い替えでしたが、ベゼルが薄くなったのでテレビの縦横ほとんど同じサイズでインチアップできました。

今のテレビが55インチで売られているのは、昔の50インチテレビを使っている人が買い替えしやすいようになんでしょうね。




  MZ2500を安く買うには?

最後に、このテレビを安く買うにはどうすればいいかを買いておきます。

パナソニックは数年前から指定価格制度を導入しており、商品によってはどこで買っても同じ価格(値引きなし)になっています。

なので、パナソニック直販で買おうが、家電量販店で買おうがどこで買っても変わりません。



なら、ポイントの付く大型家電量販店で買うのがいいのでは?

と思いましたが、



なんとポイントも付加対象外となっています(´·ω·`)ショボーン



ですが、家電量販店サイドのサービスの割引は可能なようで、自分は延長保証(商品価格の5%)と2階以上への搬入手数料(3,000円)をサービスしてもらいました。

さすがにリサイクル料金分の値引きは不可。HDMIケーブルもサービスは不可でした。



もっと安く買いたい人は、テレビの下取りを行なっている家電量販店もあるので、そういうお店をチェックしてみるといいと思います(ただし、下取りできるテレビの指定があり、プラズマや古いテレビは対象外です)。


さらに、パナソニックが8/31までMZ2500購入者にキャッシュバックキャンペーンを行っているので、今のうちに購入すれば55型は30,000円、65型は50,000円の実質値引きですね。



まとめると、


・店舗の延長保証を無料で付けてもらう

・2階以上の場合は搬入手数料を無料にしてもらう

・下取り対応店舗を利用する(古いテレビの場合は関係ない)

・キャッシュバックキャンペーン対応期間内に買う


といった感じでしょうか。




ネット購入だとケーズデンキが5年保証無料プラス楽天ポイントが付きますね。

交渉が煩わしい人や、手っ取り早く欲しい人はネット購入が楽かもですが、実店舗ではポイントが付かない代わりに実質ポイント分すでに引いた価格で販売しているところもありますので(見た目の販売価格が安い店舗はこのタイプ)、まず支払う金額を抑えたい人は実店舗がオススメかも。


あとは、通販サイトごとにあるポイントプラス◯%デーといったその他のポイント付加があるかでしょう。