昨日は恐怖の納豆チャーハンの話でしたが、今日はホラー映画の話です。
先月米Amazonで買ったブルーレイが届きました。
TALK TO THE DEAD。
国内未発売のドイツ盤3Dブルーレイです。
ジャケットだけ見るといかにも海外のホラー映画ですが、トーク・トゥ・ザ・デッドは2013年8月に公開された日本のホラー映画で、
で紹介している、ホラー映画連続上映企画3部作のラストに公開されたものです。
ほかの2作はセット販売している安いブルーレイが見つかったのですが、これは米Amazonで売ってるものしか見つかりませんでした。
ちなみに、日本で発売されている国内版DVDのジャケットは、
超怖そう……((((;゚Д゚))))
なぜこんなマイナー?な映画が、日本では未発売なのにドイツでブルーレイ化、しかも3D版で発売しているのか不思議でしたが……。
ジャケットにドイツ語で「VON DEN PRODUZENTEN VON ‘THE RING & THE GRUDGE’(リングと呪怨のプロデューサー)」と書いてあるので、もしかしたら当時ドイツでジャパニーズホラーが超大人気だったのかもしれませんね。
そのためか、ジャケットにはわざとらしく(内容には全く関係ない)青い輪が書いてあるし。これ完全にリング意識したデザインでしょw
そして、この映画の監督の鶴田法男氏は、「リングバースデイ」や「本当にあった怖い話」で知られる監督で、Jホラーの先駆者とも呼ばれているそう。
あの清水崇監督も鶴田監督の作品を参考にしているんだとか。
脚本にはリング、呪怨でプロデューサーを務めた一瀬隆重氏も参加。
一瀬隆重氏がプロデューサーも務めています。
なるほど、そういうところを知ると、海外のマニアックなファンが好きそうな気もしますね ( • ̀ω•́ )✧
さっそくMetaQuest2の3Dシアターで観てみました。
AmazonやBlu-ray.comではリージョンBとなっていますが、実際にはリージョンフリーなので日本のプレイヤーで再生可能です。
この映画はネクストホラー3部作のラスト作でしたが、3部作といっても連続上映する企画なだけで話は全く関係ないので、届いた順番に観ていきます。
Talk To The Dead。
とてもシンプルなタイトルですね。
観はじめたのですが、
ええっとですね、
これ本当に3D?(=゚ω゚=)ん?
というのが第一印象。
まぁ、もともと2Dで撮ったものだし、そこまでお金をかけた3D化でもないだろうから仕方ないのかなぁ。
主演は久保田百合役の小松彩夏。
ストーリーに関してはあまり書きませんが、出演者はみんな演技が上手いですね。
何気に仮面ライダー俳優とかが出ています。
すっごくお馬鹿な女の子役の桜井ユキ。
この子の演技がまた最高ですね。バカワイイ感じを等身大で表しています(•̀ᴗ•́)و ̑̑ぐっ
さっき書いたばかりですが、出演している役者は本当に皆さん素晴らしいんですよ。
観ていて3D感をほとんど感じられないので、
一時停止してサイドバイサイド表示にし、左右の画像を見比べてみました。
うーん、左右端の表示が微妙にズレてはいるのですが、これって一時期流行った、パソコンアプリで2Dを3Dに変換する機能でやったくらいの3Dなのかな?(^◇^;)
場面によっては多少奥行き感を感じるところもあり、玄関のシーンと、
これくらいのバストショットのときは3Dで見えなくもないかなぁ。
変な違和感があったり目がおかしくなることはないので、3Dでも安心して?観れますが、3Dにした意味あるのかこれ?(^-^;
ただ話題性を高めるために無理矢理3Dにしたとしか思えない……。
3Dはともかくとして、カメラワークやアングルはさすがで観ていて飽きません。
まぁそれはいいんですけど、この映画、ストーリーの基本設定は面白いのですが、なんというか全体的に話が薄っぺらくて……。
軸にいくつか別の話があって進むのですが、これはひとつに絞って掘り下げたほうがよかったのでは?
しかも、軸のひとつは「で?」という感じだし。
話の出来は、映画としてはちょっと微妙なのかなぁ。
テレビの2時間ドラマや、それこそ「世にも奇妙な物語」の長めな1エピソードでいいような気がしてしまいます。
それを考えると、ラビット・ホラー3Dは映画としてはとても出来がよかったんだなぁと、今更ながらに改めて実感しました(゚-゚)(。_。)(゚-゚)(。_。)
そして残念ながら、この映画は、
ホラー映画なのにたいして怖くない(⌒-⌒; )
これはどうなのよw
いちばん怖いハズのシーンも、予想できてしまっていたのもあって、全然怖くありませんでした。
というか、ホラーを全面に押して宣伝していたとしたら、たぶん大ゴケ間違いなしでしょう。ホラーといっても、仄暗い水の底からとかの怖さですからね。
でもあっちはホラーとして宣伝してヒットしたんでしたっけ?(A゚∇゚)ハテッ?
うーん、当時ネクストホラー企画の評価がどうだったのか気になる……。
昔話にありがちというか、良くいえば神話を現代に落とし込んだような話なので、人間関係の深みとか、もうちょっといろいろ話を煮つめて作ったら、Jホラー史に残る傑作になったかもしれませんね。
制作時間と予算が足りなかったのかなぁ?(ー ー;)
でも、決してつまらないわけじゃないんですよ。
むしろ観終わってからじわじわくるようなタイプの映画です。
思い返しながらこれを書いていて、またそのうちいつか観たいなぁと思うくらいではあります。
そういう意味では、わざわざ海外から3Dブルーレイを買ってよかったのかな……と思いたい。
まぁ、この映画を観て何がいちばん怖かったかというと、
これを観たのが8月3日だったんですよ!(゚Д゚#)
え?
何が怖いのかわからないって?
これだけを聞いてもわからないですよね。
観終わってからネットを見たら、
この映画の公開日が、
なんと2013年の、
8月3日でした((;゚Д゚)ガクガクブルブル
この偶然の一致がいちばん驚きました( ̄▽ ̄;)
ちなみにこの映画の評価は、
Yahoo!映画は★3.1。
映画.comは、
同じく★3.1でした。
自分の評価も★3くらいかなぁ。
ネクストホラー残り2作に期待ですね。
映画の評価はこれくらいにして、もう一度3Dの話をします。
さすがにあまりに立体感が少ないので、本当に3D映像が入っているのか(名前だけの3Dじゃないか)確認するために、このブルーレイを試しに3Dテレビで再生してみたら、映像が全体的に二重になっているんですよね。
ということは、立体感がないけどいちおう3D変換はされた映像なのかなぁ?と思って、10年振りくらいに3D用メガネを掛けて3Dテレビで見てみると、
あれ? MetaQuest2より立体的に見えるよ( ゚ ▽ ゚ ;)エッ!!
これってもしかして……。
なぜ、3DテレビのほうがMetaQuest2より立体的に見えたのかわかりますか?
その理由はですね、全体的に映像がダブって見えたところにヒントがあるのですが、このブルーレイの2D→3D変換されたような3Dは、
固定された枠がないと3Dで見えないんですよ(゚ω゚)
どういうことかというと、MetaQuest2で立体的に観ようとしたら、
比較対象物がはっきりとわかる、テレビくらいの小さなスクリーンにしないとダメなんですよね(-。-;
これだと、テレビに映った映像自体が全体的に奥へずれて見えるので、テレビの外側との対比で立体になって見えるんです。
これってまさに、3Dテレビに付いていた2D映像を疑似的に3D映像にして見えるようにするやり方そのままじゃんw
まぁ、ジュラシック・パークのような本格的なデジタル2D→3D変換はもの凄くお金も時間も掛かるので、さすがにそこまでは出来ないのでしょう。
もう少しテレビサイズを大きくして観たいのですが、いいサイズの部屋がなく、
BigScreenのリビングくらいしかないなぁ。
ここで明かりを消して暗くして観れたらちょうど良さそうなんですけど。
結論からいうと、この映画をVRで観る場合は、
①大スクリーンの代わりに立体感なく観る(ほぼ2D)
か、
②疑似的な立体感は感じられるけど小さな画面で観る(やや3D)
かの二択になっちゃうんですね……(; ̄ェ ̄)
こりゃ残り2作も一緒かなぁ?
全て、大スクリーンにやや3Dで観られたらいいんですけどね。
久しぶりに見た3Dテレビの映像はメチャクチャ暗かったです。あと、クロストークも酷かった。
やはりMetaQuest2での実質裸眼で明るい3D映像に慣れちゃうと、もう3Dテレビは無理ですね(^^;;
でも、予告で入っていた貞子3Dの映像がクッキリ立体で見れたのにはちょっと驚きました。
Amazonを見たら、2D版がプライムビデオ会員向けに無料でありました。
興味のある人は観てみてはいかがでしょうか。
どうしても3Dブルーレイを観たいという奇特な人はいないと思いますが、そういう人は海外のAmazonかショップを探してみてください。