前回の続きです。




遅く来たにもかかわらず、まだミヨシが空いているというまさかの出来事があり……。
朝イチから不穏な空気をバリバリに感じながら、車の中で受付開始を待ちます。


しばらくすると船長がやってきたようで受付が始まりました。
受付時、船長にミヨシの席はどのあたりか聞くと、


「いちばん前だよ、行ってみて!」


と言われました。






道具を持って船に乗ると、まさかの、



本当にいちばん前w(^◇^;)



他の船宿だとお立ち台と呼ばれるところで、釣り座としては使わない場所ですね。2番目の席が、いわゆる普通の船のミヨシ席の場所でした。




釣りをしない人に説明すると、




普通の船だとこの赤い丸で囲った人がいる場所が一番前(ミヨシ)の席なんです。
それより前側は、揺れがひどい(船は舳先がいちばん揺れる)のと、足下に収納スペースがなかったり等いろいろな理由から座席としては使われないことが多いのです。



が、自分が入った席は、




この赤丸の場所(^◇^;)
先にも書きましたが、ここは船が少し揺れただけでも大きく揺れるのでアタリが取り辛く、さらにタコを抜きあげるのも水面から距離がある(手すりもあり胴の間の倍近く高く持ち上げないと抜けないのでバラしやすい)ため、敬遠される釣り座なんでしょう。



船が久しぶりなのもありますが、準備をしている間もゆらりゆらり揺れるので、少し気持ち悪くなってきました……(´Д` )

まぁ、今更どうしようもないので、気合を入れて頑張りましょう。本日の目標は、



20杯!(゚Д゚)クワッ



いや、10杯でもいいんですけど……。いやいや、釣れればいいです。というのも、どうしてもデビルワールドの悪夢がチラつくんですよ。





港から船が出て、ポイントまで15分くらいでしょうか。これくらい近いといいですね〜。
海は風もなく凪ていますが、少しうねりがあるためミヨシは大きく揺れます。まぁこれくらいなら平気でしょうか。

流し方ですが、どてら流しですが右流し、左流しと交互にやっていくとのこと(毎回ちゃんとアナウンスがありました)。
はじめは右流しなので、自分がいるほうは払い出し(仕掛けが船から離れていく)になります。

オモリは60号でスタート。東京湾は30〜40号がメインなので、やはりズシリと重いですね(´Д` )




夜明けのまだ薄暗い中釣りを開始すると、お隣さんが早々にタコをヒット! いいなぁと思っていると、




暗いのと揺れるのでブレちゃってますが、自分も開始5分で1杯目キャッチ!(≧∀≦)

その後、お隣さんが釣れたあと自分も釣るというペースで、ポツりポツりですが釣れていきます。
開始50分で4杯。思ったほどではありませんが、悪くもないですね。



流しを変えて、自分側が入り込み(仕掛けが船の下へ入ってしまう)になるときは、糸を出しすぎるとオマツリしてしまいため、オモリを80号にします。

エギ蛸ライト175は60号負荷なので、80号はさすがにキツい。誘っているだけで、めちゃくちゃ手が痛くなります(´Д⊂

もっと釣りたいので頑張って手を動かしますが、周りを見ると1/3は電動リールを使っていますね。そりゃそうだ。手巻きだと入れ直すのだけでヒーヒー言いながらです(⌒-⌒; )




昨年来たときも思いましたが、こっちのタコは重いんですよね。というのも、タコが釣れるとほぼ毎回底にある石を抱いて上がってくるため、サイズの2倍も3倍も重く感じるんです。

巻き上げ中に、



この重さはキロオーバーだよね!(o゚▽゚)o



と思っていても、上がってきたら500gくらいしかないというのがザラ(^_^;)



久しぶりの船タコ釣りで、ちゃんとアタリを出して掛けていけるか心配でしたが、揺れるミヨシの席がよかったのか普段よりも集中して釣ったので、その後もタコを掛けていき、




1時間後につ抜け達成!♪ヘ(^ω^ヘ)(ノ^ω^)ノワーイッ♪




周りには鹿島の船もチラホラ。
大洗、那珂湊、鹿島の船はどこもこのあたりがポイントのようです。


鹿島の船は東京湾同様スパンカーを立てての流し釣りだったので(状況によっては横流しもしていましたが)、40号くらいの軽いオモリでも釣りやすいんですよね。
しかし、釣り場まで片道1時間以上のクルージングがあります。

釣りやすさか、長いクルージング時間か、どっちがいいんですかね〜?




さて、タコの掛かり具合ですが、さらに1時間後の8時の時点で、ガンガン釣って、




19杯まで行きました!(°▽°)




が、それからは風が出てきてしまい、20杯目がなかなか釣れない〜(。´Д⊂) ウワァァァン!!

もう払い出しでも80号じゃなきゃ無理。
そういえば、アナリスターはオモリ負荷が80号までだったよな……とタックルを替えて釣ると、表記通りアナリスターのほうが80号でも誘いやすいですね。


ですが、いざタコが掛かるとリフトパワーがエギ蛸ライトよりないのと、クラドの巻き上げパワーがグラップラーよりないため巻くのがキツい……(;´д`)

なので2本のリールを交換し、アナリスターとグラップラーの組み合わせにしました。





後半はなかなか釣果が伸びませんでしたが、終わってみれば、




クーラーボックスいっぱい釣れました!(°∀°)b



これ以上釣ったら氷が入らなくなっちゃうね。

前回大洗の船に乗ったときは訳もわからず全然面白くありませんでしたが、今日は楽しかった!
やっと常磐方面の船タコ釣りのやり方がわかりましたよ( *• ̀ω•́ )b グッ☆

同じマダコでも東京湾と全く違い、しんどいですけどこっちはこっちでわかると面白いですね〜(スソの人は1杯だったようですが、前回の自分のように釣り方がわからないと厳しいと思います……)。







というわけで、本日の水揚げは、




なんと15kg!(๑˃̶͈̀o˂̶͈́๑)



全部で28杯。
300〜700gと小型ばかりではありますが、柔らかく食べて美味しいのはこのサイズですからね。


絶好調の茨城マダコですが、この日はノリがそこまでではなく、乗船した20人のうちほとんどの人が10杯くらいで、20杯を超えたのは数人だけだったようです。

しかし、30杯オーバーの人はスゴイですよね。自分も電動リールがあったら、きっと30杯以上行けたんですけどね〜。







というのも、




腕が死にました_:(´ཀ`」 ∠):



もう途中から痛くて誘いきれませんでした……。
痛みが完全に引くまで一週間以上かかりましたよ。電動リールの人が多かったのも納得です(ーー;)




釣ってきたタコですが、ブドウを送ってくれた山梨のクライアントともう一か所にクール便で送り、近所の知り合いにもお裾分けしたりして、自分の家のぶんは、




これしか残りませんでした(⌒-⌒; )




タコもドナドナできたし、せっかく釣り方がわかったので、忘れないうちにもう一回行きたいな〜。

とりあえず道具をどうにかしなきゃ。
横流しだと東京湾船タコ釣りタックルだけでは厳しいので、常磐船タコ用のタックルが欲しいですね。リールもこっちはクラドじゃダメだし……。

さすがに電動リールまでは買えないしなぁ。でもシーボーグ300JLめちゃいいね。真鯛でも使えなくないし太刀魚行くとき使えるよね。



と思っていろいろ見てたのですが、シマノの300番台の左巻きリールが売り切れてどこにもないんですよ!((((;゚Д゚))))

右巻きはあるんですけど、左はどこをみても在庫無し。コロナのせいで製造が止まってるんですかね???


買える手巻きリールがないので、危うくシーボーグ300JLをあと一歩で買いそうになったけど踏みとどまりました。
もっと頻繁に使うなら買っちゃうんですけど(⌒-⌒; )