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気むずかしい いろいろ

芝居、ミュージカル、落語、映画、
後輩、神社・読書・心理・呪いと祟りも。

Fyre Festival ドキュメンタリーポスター

こんだけ失敗しといて、世界配信の映像に顔丸出しで赤裸々に語るアメリカ人の文化が分からん。

これは2017年にジャ・ルールを広告塔として、

バハマの離島で世界最大の超豪華フェスを企画し、運営し、大失敗した実業家ビリー・マクファーランドと、彼の熱意に巻き込まれて詐欺の片棒を担がされたスタッフたちの証言ドキュメンタリー。

 

PR担当や、動画制作担当、イベント運営スタッフ、演出家などなど30代の体力と熱意が有り余ってる世代が寄り集まって、絶対開催不可能なイベントを、必死で運営しようとした、一種の洗脳状態を振り返っている。

 

主人公のビリー・マクファーランドは、当時25~26の若造。

セレブをターゲットにした、ちょっとお洒落なデザインのカードを作ったら、

これが軽くヒットしてセレブのとパイプができて、実業家の仲間入り。

 

カード事業でジャ・ルールとのパイプができて、

次は、セレブや大物アーティストをパーティーやライブに招待できるアプリを開発。

そのアプリに、わたしは知らんアーティストたちだが、大物アーティストが賛同した。

 

で、そのアプリの会員を増やすために、バハマの離島で音楽フェスをやって、

音楽業界の度肝をぬいてやろうぜ!とジャ・ルールと大盛り上がり。

でジャは、オレの知ってるモデルたちにインフルエンサーになってもらって、

このフェスを盛り上げようぜ!と、PR動画をつくるために連日バハマのコテージでどんちゃん騒ぎ。

 

PRは成功し、最高値100万もするフェスのチケットは、

続々と売れて世界中の注目となった。

ヴィラに宿泊してアーティストたちと豪華ディナーができるとか。

実施計画書もなく理想だけをLPに次々と発表していく。

どんどん金が集まる。

 

 

ビリー・マクファーランドとジャ・ルール、フェス詐欺の証言

ラッパーで、あたまがパッパラパーなジャは、

自分の金と勘違いして連日、モデルたちと大騒ぎ。

ジャ、好きだったけどこれ観て、もうイイやってなった。

ものすげー、世間知らずのバカ。バカはキライ。

 

見事にジャのカモとなった童貞顔のビリーは、

自分が大物になった気分になり、どんどんフェスのオプションを思いつく。

 

だが、開催3か月になってもヴィラの建設も下水道の完備も整ってない。

開催予定地だった離島からも追い出された。

 

 

ファイア・フェスティバル開催地のゴミとテント

開催1.5カ月前にようやく開催地が見つかったが、

「豪華」「セレブ」には程遠いい状況。

 

実施計画をたてずに、見栄えばかりをなんとかしようと奮闘するも、

にっちもさっちもいかず。

スタッフの誰もが中止を進言したが、ビリーは怒鳴り散らして聞く耳を持たない。

 

この状態を察したアーティストたちは出演をキャンセルし、会場には誰も来ないのが分かっていながら中止しなかったビリー・マクファーランド。

 

豪華ヴィラは、避難用テントなだけ。

安物のベットは、前日に降った雨でびしょ濡れ。

 

ゾクゾクと会場に押し寄せる6000人の客・・・・

お粗末な運営をしり20代の未熟な客たちが阿鼻叫喚・・・・

 

ま、そんな顛末をたどり、ビリーはぶじ法廷にたつころになったのだが、

禁固とはならず、賠償金請求額は約2,600万ドル(40億円)!

 

それでも懲りずに、Fyre2をメキシコで開催する!だとのたまってたらしい。

ことの顛末を詳細に語るスタッフたち。

 

日本ならスタッフもろとも業界追放になるような事件なのに

アメリカは「失敗は大きな経験」として自分を売り込むプラス要因になるのだとか。

 

「納税」という観点からは、寛容な国だよアメリカは。

ジャ・ルールは、詐欺の被害者としてお咎めはなかったが、

アメリカ中で笑い者になり、以前のような輝きは消えたらしい。

 

Huluでは、ビリー・マクファーランドに密着したドキュメンタリーがあるらしい。

観てみたい気もするが、これ以上、愚か者に使う時間がもったいない気もする。

 

アメリカには、次元を超えた愚か者がたくさんおる。

それを実名で映像化できる文化がうらやましい。

 

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2019年・アメリカ

監督: クリス・スミス(Chris Smith)

製作: クリス・スミス、ダニー・ガバイ、ミック・パージーキー

音楽: ジェイソン・ヒル

出演: ビリー・マクファーランド、ジャ・ルール、アンディ・キング、メアリアン・ロール、ブレット・キンケイド

あらすじ: 2017年、バハマのプライベート島で「豪華なヴィラと食事、有名アーティストのライブ」が楽しめるとして売り出された音楽フェス「ファイア・フェスティバル」。スーパーモデルを起用したSNSプロモーションで世界中のインフルエンサーを熱狂させたが、現地の実態はインフラも宿泊施設もない、まさに"地獄絵図"だった。本作は、主催者のビリー・マクファーランドがいかにして虚像を作り上げ、巨額の資金を集めて破綻したのかを、内部関係者の証言と未公開映像で暴くドキュメンタリー。華やかなSNS文化の裏に潜む人間の欲望と、集団心理の危うさを鋭く描く。

 

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GPTが、GPTに責任丸投げするようなメッセージには、回答しない方針になってしまった。

ハルシネーションへのクレーム対応の回答への対応でそうなったんだと。

 

たとえばこれまで「〇〇って映画の製作スタッフを教えて」という質問だけでよかったのだが、

「〇〇って映画の製作スタッフを公式情報から調べて」と注釈付きで指示しないと「教えて」「調べて」だけだと拗ねて答えないらしい。

 

ってことは、直感的じゃない使い方になる。

文章をつくるのに時間がかかる。

すなわち、使い勝手が悪い。

 

クレーム対応しすぎてユーザーが離れる。

なにやってんだろう?