昔の日本映画のエロス表現って、どんなカンジだったんだろうと観てみる。
たぶん20代の頃に一度はみている。
思っていたよりも性表現は控えめだった。
おっぱいはたくさん出てくるが、女優たいの艶めかしさや、色香がハンパに。
たぶん、腹のくくり具合がちがうんだろう。
度胸がすわっている。
主演をはった古手川祐子は30歳前でこの映画に出演し、
あまりにも濡れ場が多いことに躊躇してなかなか出演OKを出さなかったのだとか。
人前で裸になって、好きでもない人に裸を触られ、
映画館でまた自分の裸が万人にさらされて、あることないことを言われる。
そのリスクを考えたら、生半可な覚悟ではできないだろう。
どんな言葉で自分に勇気をふるいたたせたのか、知ってみたい。
好いた男よりも、遊女としてのプライドを優先し、
吉原花魁道中をやってのけた「紫」は美しかった。
「そのお金で、花魁道中やらせて!」
ってセリフはびっくりしたな。
好いた男に身請けしてもらうこともできたのに、
仕事に生きるんだ、この人は!という驚きが、
強い女を描きたかったんだなって思った。
病気になったり、売れなくなったり、好いた男と抜けようとしたり。
遊女の物語としてよく落語で語られるケースばかりだけど、
女優達のプライドの張り合いのような場面も多くて、見ごたえがあった。
二宮さよ子の動作や仕草の色っぽさが、特にエグイ。
二宮さよ子が演じる菊川花魁が、おぼこの紫に客相手の手ほどきをするシーンが・・・。
そりゃ、注目を集めるわな、そらね。
女から見ても美しいシーンだと思う。
撮影当時、メンタルを痛めてしまった西川峰子は、
「噛んでおくれよー!噛んでー!」の絶叫シーンはアドリブから生まれた言葉らしい。
かなり壮絶なシーンだった。
セットも豪華で、むかしは映画とるのも命がけでお金を集めてたんだろうな。
ハラスメントや、コンプライアンスっちゅう難しい概念もなかったから、
製作する側も命がけで撮ってんだから、命がけで演じろ!な世界なんだろう。
だからこそ、胸をうつ映画になるんだろうかね。
これもセットってんだから、すごいよね。
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1987年・日本
監督: 五社英雄
脚本: 五社英雄、田中陽造
音楽: 宇崎竜童
出演: 名取裕子、かたせ梨乃、二宮さよ子、西川峰子、根津甚八、佐藤浩市、石橋蓮司、成田三樹夫、左とん平
配給: 東映
公開日(日本): 1987年2月14日
あらすじ:
明治末期の吉原遊郭を舞台に、花魁たちの栄華と過酷な運命を描く群像劇。権力、金、欲望が渦巻く閉鎖空間で、女たちは商品として消費されながらも、誇りと愛を求めて生き抜こうとする。やがて吉原を襲う大火が、彼女たちの人生と時代の終焉を象徴的に浮かび上がらせる。五社英雄監督が、肉体と情念を徹底的に映像化した一作。
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母親と縁を切って9年。
弟にまかせっきり。
遺産は一円もいらんから、頼む!とまかせっきり。
昨日、弟から1年ぶりにLINEがきて「もう限界かも」ときた。
そして、この動画があの人にドンピシャじゃないか?ときた。
こういうのに慰められるのは姉弟やなーと思って、笑える。
「気づくの遅いわ 笑」と返しておいた。






