読書 いちばん親切な 西洋美術史/池上英洋 | 「もしも神がいなかったら」の答えの一部 | 気むずかしい いろいろ

気むずかしい いろいろ

芝居、ミュージカル、落語、映画、
後輩、神社・読書・心理・呪いと祟りも。

 

久しぶりに紙の本を買い、チビチビよむ。

3か月かけて。

 

わたしは「この世に神がいなかったらどんな世界になっていたのだろう」という

生涯かけて考えたいテーマがある。

この本にはその答えの一部があった。

 

芸術がいまのように発展しなかっただろう。

西洋絵画は、ほぼほぼ神の歴史とともにはじまっている。

 

文字を読めない人たちに、神の教えを伝えるために絵を書き、

神の教えを視覚的に伝える。

文字の代わりの手段だった絵画が、書き手によって聖書の解釈や、

イエスの表彰や、ポーズが異なり、そこで論争がはじまる。

 

あれは、ダメ。これはダメ。

画家の雇い主は、政府と教会。

逸脱した表現をする画家は追放の目に合う。

 

だが画家たちは、どうしても自分なりの表現を求めてしまう。

そして時代が流れ、画家たちは教会・政府から離れ、

貴族たちの求める自画像を中心とした絵を描き、

それにもうんざりして庶民の人たちが求める絵を書き、

どんどん描く対象が自由になって、現在に至る。という。

 

「神」は画家たちにとって挑戦しがいのあったテーマだったことが分かった。

それも書き尽くされたら、飽きられちゃうんだけど。

 

 

というカンジで、西洋絵画の発展が、流れで分かる、

親切な本だった。

1テーマ、1見開き。223ページ。

 

これは、この先、なんどもなんども読み返して学んでいこうと思う本。

 

______

いちばん親切な 西洋美術史

池上英洋 (著), 川口清香・荒井咲紀 (その他) 

  • 出版社 ‏ : ‎ 新星出版社
  • 発売日 ‏ : ‎ 2016/7/15
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 本の長さ ‏ : ‎ 224ページ