ん?めっちゃオモンなかった。
なにがどうアカンかったのか、分からんぐらい全編とおして退屈だった。
話の展開に現実味がないというか、
転売ヤーを恨むにしても、もう少し根深いなにかが欲しかった。
人里はなれた山奥の別荘っていう設定も、
転売ヤーが暮らす家として現実味がないし、
日本において素人が、銃を手に復讐ってのも現実味がない。
だいたいお金に困ってる人たちが、裏取引で銃を手に入れるお金をどう調達したのさ?
舞台で活躍する俳優たちを使っておきながら、
演技を大きくさせてるのも、なんか使いどころが下手くそだなとおもった。
ネット社会の闇を描きたかったのかもしれんが、
これじゃちょっと浅すぎませんか。
それこそ取材不足で、ネットからテキトウに集めた話でつないだ脚本に思ってしまう。
あと気に入らないのは、
松重豊が演じた男が、助手君に物騒なものを渡して裏に謎の組織がいることを匂わせながら、
なんの説明もつながりもなく、
ラストになんかまた匂わせセリフを言わせて、ふんわりとした悪を描いて終わらせたところ。
全体的に浅い。
どんだけ実績のある監督でも、失敗作は一定量あるってことか。
人には必ず失敗はあるってことで、受け止めておこう。
______
2024年・日本
監督: 黒沢清
脚本: 黒沢清
出演: 菅田将暉、古川琴音、奥平大兼、岡山天音、荒川良々、赤堀雅秋、窪田正孝、松重豊
配給: 日活・東京テアトル
あらすじ:
町工場で働きながら転売で収入を得ている吉井良介。平凡な日常の裏で、彼の行動が思いもよらぬ人々の怒りや悪意を呼び覚ます。やがてネットを介した敵意が現実に形を持ちはじめ、吉井は逃亡を試みるが、匿名の集団が彼を追い詰めていく。善悪の境界が崩壊する中、不可視の暴力と群衆心理の恐怖が露わになる。
