いろいろと、いろんな意味で面白かった。
務所がえりのトランスジェンダー娼婦のシンディ。
歌手を夢見て自腹でライブをするトランスジェンダー娼婦のアレクサンドラ。
トランスジェンダーのアレをオーラルするのが好きなタクシー運転手のラズミック。
シンディの恋人で娼婦たちの元締めのチェスター。
登場人物みな、性に奔放!
そしてみな、大声で怒鳴りあう。
自分、全開!
「わたしを、受け入れろ!」を強烈に押し付ける。
クリスマスイブの設定なのに、みな半袖やらタンクトップやら真夏の格好をして、
南米のような熱気を感じさせる。
ロサンゼルスのガチャガチャした雰囲気がめちゃくちゃ出てる。
これをスマホで全編撮影して、製作費は10万ドルというから、
めちゃくちゃ若い人が、ハリウッドアンチで挑戦的な人なのかと思ったら、
ほぼ同い年だった。
「アノーラ」の成功、おめでとうございます!やわ。
この映画に出てるトランスジェンダーは、
演技はじめての本物のトランスジェンダーで、
勝ち気で、自信満々な彼女たちが本当にキレイだった。
女以上に見た目に気を配る人たちだからこそ、
メイクとかスタイリングがほんとうにカッコいい女性だなと思った。
見習わなくっちゃ。
だけどやっぱり、マイノリティだから、最後はカツラをはずして泣き言をいいたい。
ほんとうは武装のために強がっているだけで、
精神はボロボロやねん、的なオチがまた人間くさくてとてもよかった。
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2015・アメリカ
監督: ショーン・ベイカー
脚本: ショーン・ベイカー、クリス・バーゴッチ
出演: キタナ・キキ・ロドリゲス、マイヤ・テイラー、カレン・カラグリアン、ミッキー・オヘイガン、アラ・トゥマニアン、ジェームズ・ランソン
配給: ミッドシップ
あらすじ:
クリスマスイブのロサンゼルス。服役を終えたトランスジェンダーのシン・ディは、恋人の浮気を知り、親友アレクサンドラとともに相手を探し出そうと街を駆け回る。タクシー運転手ラズミックもまた彼女たちの騒動に巻き込まれていく。友情、裏切り、孤独が交錯する一日を、iPhoneで全編撮影された映像で描く。
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公明党の離脱を「最悪」とニュースは表現するが、
それは誰にとっての「最悪」なんだ?
26年も寄り添いながら、
自民党の悪事(金と政治の問題)を正せなかった党が、
いったん関係を白紙にするっていうてんだから、
国民にとってはそれは、正しい判断ちゃうの?
メディアって、自民党が政権をにぎるのを「正」として報道するの、
ちょっとどうなのよ?
多少の混乱はあってもほかの党首が首相になって、
自民党に現実をつきつけるのもアリちゃうかな。
そんで、なぜ安倍政権時を「正」とするのかも謎。
安倍政権で、日本がよくなったか?
なってないじゃん。傾きが緩やかになっただけで下降の一途を辿ってたやん。
自民党も、阿部も、わたしは正解だとは思ってない。
